いまさらという感じもしますが、この業界では重要なポイントだと思うので、備忘録として書いておきます。
2008年に入ってからもつい最近まで、日本ACLS協会の公式ウェブサイトには、「アメリカ心臓協会日本支部」という表記がされていました。
http://www.acls.jp/images/common/logo.gif
(↑ ロゴはまだウェブ上に残っています)
そもそもホームページのタイトル(検索エンジンに表示されるサイト名です)が「日本ACLS協会 アメリカ心臓協会日本支部」となっていましたから、かなり確信的です。
http://web.archive.org/web/20070825170700/http://www.acls.jp/
これはAHA ECCプログラムの仕組みを知っている人(つまりAHAインストラクター全員、のはず)や、アメリカ循環器学会としてのAHA会員である医師は誰もが、
「間違い」
と気づいていたはずですが、なぜか疑問の声は挙がらず、数年間に渡ってずっと誤表記されたままでした。
おそらく一般受講生(プロバイダー)は、全員勘違い(と言っていいんでしょうか?)していたんじゃないでしょうか?
(JAA-ITC所属のTCファカルティや、サイト長、コースディレクターはどのように説明していたのか気になるところです。)
それが、どういう力が働いたのかはわかりませんが、今年の上半期後半にはいってようやく是正され、日本ACLS協会公式ホームページからはアメリカ心臓協会日本支部の表記が抹消されました。
ただ、いまだに子サイトというか、傘下の活動拠点(日本ACLS協会トレーニングサイト)の中には、親ページへのリンクとしてアメリカ心臓協会日本支部と表示しているところもあるようです。また インストラクター向けページ の表記はまだそのままです。
これらを見るかぎり、日本ACLS協会トレーニングセンター本部として世間一般に対しては暗に間違い(?)を認めたものの、末端組織へは通達はされていないのではないかというような感じもします。
聞くところによると「うちってAHAの日本支部じゃなかったの?」とビックリしている所属インストラクターもいるとか、いないとか。
いままでこの表記が原因で様々な誤解とトラブルを生んできた元凶ですから、本来なら公式な訂正と釈明を載せるくらいの話だとは思うのですが、内部でこの問題がどのように処理されてきたのかは不明です。
いちおう日本国内のこの業界で、とても大きな転換点だと思いますので、ここにメモしておきます。
【関連ページ】
『「AHAインストラクター責務」に関する誤解』
『JAPAN ITOってなに? 日本のAHA-ECC構造の不理解』
2008年07月20日
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日本ACLS協会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
==「日本支部」表記問題==
ホームページなどで「アメリカ心臓協会日本支部」と銘打っていたが、アメリカ心臓協会においてはアメリカの領土以外に支部は存在しない(アメリカ国内の学術団体なため)。日本で最初の国際トレーニングセンターとして「日本支部」と銘打っていたわけであるが、アメリカ心臓協会の支部ではない。現在日本国内においてアメリカ心臓協会と契約している国際トレーニングセンターは日本ACLS協会以外に他に4団体が存在する。「日本支部」と表記することによりそれら他の団体をも統括するかのような誤解を招いていたのも事実である。
旬な情報、ありがとうございます!
言い訳、なんでしょうかねぇ??
少なくとも、事情がわかっている人が書いているとは思えません。
だって、「日本で最初の国際トレーニングセンターとして『日本支部』と銘打っていたわけであるが…」という下り、私の知るかぎり間違ってますもん。
日本初のAHA-ITOは、日本小児集中治療研究会のはずです。
まあ、そこは目をつぶったとしても、日本ACLS協会がITO格を取ったのは2005年11月とずっと後代の話で、(PALS-ITOを無視したとして)日本最初のITOはAHAとの契約上日本蘇生協議会ということはJAA公式ウェブに今でもちゃんと書いてあります。
なんとか日本支部という表記を正当化したいという末端インストラクターの動きをなんとなく感じるのですが、たぶん無理だと思います。
事情をわかっている上層部としては、こっそりと亡きものにしたいのでは? 公式コメントは出ないというか出せないというのが私の勝手な読みです。