2012年04月05日

新人研修医向け急変コース- 気づき〜BLS〜ACLS

先日、かねてから頼まれていた新人研修医向けの急変対応研修企画が無事終了しました。

持ち時間は3時間。新入職研修医は12名、最初の1時間は全員でBLSを終わらせて、後の2時間は二部屋にわかれてACLSと非心停止の対応と急変の「気づき」を交代で、という3部構成。

気づき(安定化) → BLS → ACLS

今回初めてこんな編成にしてみましたが、これが非常に良かったです。

やっぱ、非心停止の対応と心停止以前の「気づき」がポイント。ここまでやって初めて急変対応の全体像が見えてきます。

BLS〜ACLSの限界を最初から知っておくというのは大事。BLS/ACLSは最後の切り札ではあるけど、あくまでツールのひとつに過ぎません。

急変の気づきと非心停止の対応、そして心停止になってしまったときのBLS、ACLS。

この3つをまとめて有機的に学ぶのって大事だなと、やってみてつくづく実感。

どうしてもダイジェストにはなってしまいますが、今後学んでいく方向性を示す上で新人研修医の最初に触れる急変対応研修としては良かったんじゃないかと思います。

せっかくなので、それぞれの内容をざっと紹介しておきます。なにかの参考になりましたら。


1.BLS

これは基礎中の基礎なので、最初に全員で。12名に対してマネキンは6体。胸骨圧迫の練習部分はAHAファミリー&フレンズCPRのDVDを使って1分間のHands only CPRとして手技の練習。

その後、一人法CPRの流れはヘルスケアプロバイダーコースのやり方を採用。つまり、反応と呼吸を同時に確認してから通報、脈を確認して胸骨圧迫開始、という流れ。ただしこの段階では人工呼吸は行わず、胸骨圧迫のみを続けるという流れ。

だって、病院内でポケットマスクを携帯してもらっているわけではないので、発見段階で人工呼吸は不可能。口対口はありえませんし。

ここまでを数回練習してもらって、その後、バッグマスクの使い方練習。

最後にPut it all togetherということで、第二救助者がAEDとバッグマスクをもって到着した設定で、一人法〜二人法CPRの通し練習。

この通し練習では3人一組にして、一人はオブザーバー役。チェックリストを渡して第一救助者、第二救助者役の手技を観察、チェック。その後、3人でチェックリストをもとに手技を振り返るという受講者主体のデブリーフィング形式にしてみました。

基本、BLSの素養はある医学生上がりの研修医ですから、活発に意見交換ならびに改善策が出てとっても有効。少ないインストラクターでも無理なく進められました。


2.非心停止の対応と急変の「気づき」、アセスメント

これは参加者を半分にわけて6名で進行。

まずはマネキンではなく、研修医同士で救助者役と傷病者役に別れてもらい、生体でBLSの手順を再確認。

ここでは「反応なし、呼吸あり」という設定だけど、救助者役にはナイショ。

「胸の動きをみて呼吸確認」、さっきのマネキン練習でちゃんとやっていたかどうかが露呈する場面です(笑)

ここで呼吸があった場合、どうしたらいいのか? たいてい皆さん、困った顔をしてインストラクターを見つめてきます。

ここは考えてもらう場面。

ちょっと知った人は、回復体位にしようとするのですが、すんなりとできる人はそうそういません。

日本の古典的な救急法では、ここで「回復体位」がいちおう正解ではあるんですが、ホントにその必要性があるのか? 回復体位のリスクは? そんなことを考えてもらいました。

結論からいうと「回復体位」って、適応場面はほとんどないです。街中であってもそうですし、ましてや病院内なら。

って、ことで必要な技術として、「頭部後屈あご先挙上」と「下顎挙上」を研修医同士の体を使って練習。


こんなBLS/ACLSの限界を認識するところから始まって、後半は急変アセスメントの講義。これはPALS/PEARSプロバイダーコースでおなじみのACDAサイクルと、パッと見の迅速評価、ABCDEの一次評価、SAMPLE聴取と全身観察の二次評価の流れを説明しました。

ACDAサイクル

アセスメントの手順

分類

演習としてはAHA-PEARSプロバイダーコースDVDの症例を見てもらって、みんなで迅速評価と一次評価を体験。

これがなかなか面白かったです。

カテゴライズということで心停止にいたりかねない呼吸と循環のトラブルはかなり体系化されて整理されています。

だから、問題が循環か呼吸かをざくっと判断して、分類さえできれば、安定化の方法は決まっている。

もちろんすべてがそこに当てはまるわけではありませんが、ある程度パスウェイが出来ているという安心感。

そこを出発点にすれば、少なくとも手も足も出ないという状態は避けられる。それが米国の医学系教育のすごいところだと思います。

日本だと職人芸的に経験を踏まなければ身につけられないとされているコツを合理的に体得できるように工夫しているところ、さすがです。

研修医ですから、きっと医学部で診断学とでもいうでしょうか? 診察・アセスメントは訓練を受けていると思いますが、それでも映像を使ってアセスメントの模擬体験をするというのは新鮮だったみたいです。


3.ACLS

このパートはACLSインストラクターの救急部長に丸投げでお願いしちゃったので、どんな風にやってたのかはわかりません。おそらく、除細動器の使い方から始めて、VFの対応、その後心静止・PEAを体験しながら学んでもらったのだと思うのですが、、、、



ということで、今年度、それなりに工夫してやってみた研修医向け急変対応プログラムの概要をかいつまんでご紹介しました。

ガイドライン2010のこの時代、皆さんの施設ではどんな工夫をしているでしょうか?

ほんとはこんな感じで新人看護師向けの急変研修も組み立てたいのですが、いかんせん人数が70名と多くて、ファシリテーターの数がぜんぜん追いつかず。それとACLSのパートなど、ナース向けには1時間でざっと動けるようになるまでの訓練は無理、、、 ということで今度5月にあるナース向けプログラムでは頭を悩ましているところです。




posted by めっつぇんばーむ at 23:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | AHA-BLSインストラクター
2012年03月24日

BLS〜ACLSの時代は終わった【集合教育の限界】

だいぶ時間が経ってしまってからのご報告になりますが、、、

3月1日から東京で開催されていた日本医療教授システム学会総会に参加してきました。

日本医療教授システム学会(JSISH)は、医療教育を考える学会。特にシミュレーション教育とかインストラクショナル・デザインといった教育のサイエンスを使って患者安全を実現していこうという趣向で展開されています。

毎年、参加していて感じるのは、発表内容のトレンドの変化。

数年前までは、病院内でBLS教育システムを構築しました、的な発表が多かった気がしますが、今はほとんど見かけず。

逆に目立つのが心停止以前の対応にフォーカスした内容。

心臓が停まってしまってからじゃ遅いので、その兆候に気づいて早く手を打とうよ、という考え方、以前もなくはなかったけど、「珍しい」感じでした。それが、いまではさも当たり前のごとく語られているのが不思議なくらい。

時代とともに考え方はすっかり心停止から、非心停止(心停止前)にシフトしてきているのを感じました。

ガイドライン2005発効当時は、BLSやACLS教育のあり方が大きなテーマで、学会でもよく語られていました。でも、その辺はもう答えが出たんでしょうね。ある意味、テクニカルスキルがやたらとフォーカスされていた時代でした。

運動スキルなんだから、つべこべ言わずに体を動かせ、的な。

それに対して、いま話題になっている急変の「気づき」と安定化は、テクニカルスキルだけでは到底太刀打ちできないまったく別のフェーズの話。

そこで出てくる教育手法が、フィードバックではなくデブリーフィング。

体験学習理論に基づいて、体験 → 失敗 → 客観的事実の抽出 → 概念化 → 次の体験へ、という一連の行動の中から、学んでいくというスタイル。

つまり、教えられない、んですよね。

学んでもらうしかない。

その学びの場を作り、方向をうまく導いていくのがファシリテーター(インストラクター)の役割。

そんな学びの構造を理解したうえで、教材設計をし、デブリーフィングやフィードバックという手法を使い分けて、学習をデザインしていく時代。

既存のインストラクター像や手法からは、かなり進んできた気がします。


考えてみればBLSにしたって、CPRというテクニカル・スキルだけでは「使えない」ということもだいぶ知られてきた気がします。ACLSしかり。

結局、テクニカル・スキルだけで構成される研修プログラムは、手技習得に特化したパーシャル・タスクに過ぎず、パフォーマンスとは直結しないんですよね。

パフォーマンス訓練は一連の「物語」の中で展開しないと効果を発揮しない。でもいきなりパフォーマンス訓練をしても、一切の行動指針がなければまったく動けず効果は期待できない。

だから、理想化された条件下での標準行動基礎訓練が必要なわけで、それがAHA-BLSやACLS。

ホントはAHA-BLS/ACLSを履修したあとは、実際に働いている病棟などなるべくリアルな状況下で、行動シミュレーションをする必要があるはずです。本来は現場でのシミュレーショントレーニングの下準備としてAHA-BLS/ACLSが存在していると言っていい気がします。(実際、米国ではそのようですし)

だから、逆説的にいうと、AHA-BLS/ACLSを受講しても役に立たなかったというのは至極あたりまえの話。

もともとBLS教育もACLSも借り物文化なわけですけど、その教育構造を含めて私たちはもっと考えたほうがよさそうです。

○○トレーニングサイトにいくらインストラクターがいても、その集団では講習会場内での満足度であるLevel 2(Kirkpatrick)しか保障できません。その先、現場でのパフォーマンスに昇華するための教育システムが日本にはないのです。

つまり、ホントにパフォーマンスを考えたら、現場にインストラクターがいなくちゃダメ。それがこの先の時代だろうと思います。

先日、Twitterで虎ノ門病院の「救急リンクナース」の取り組みについて少し書きました。6月に「週刊医学界新聞」紙に取り上げられる予定ですが、虎ノ門病院では蘇生インストラクターを各病棟に配備しているのです。

これって、今後の患者安全の取り組みとして大きな意味があると思っています。

虎ノ門病院の取り組みも途上ではありますが、大きな可能性を感じています。

今後の病院の患者安全対策には、教育学的な戦略は欠かせません。

そんな最先端を感じた医療教授システム学会。早くも来年が楽しみです。



posted by めっつぇんばーむ at 21:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | AHA-BLSインストラクター
2012年02月28日

コースディレクターの育て方

これまでいくつかの病院から頼まれて、院内でAHA-BLSコースを自主開催できるようにインストラクターの育成事業に関わってきました。

これまで独立支援をしてきた医療施設は合わせると5施設。

そこでAHA公認BLSコースを自主開催できる権限を持ったインストラクター、俗に言うコースディレクターを輩出してきましたが、このように目的を持ってインストラクター支援を行なう場合のセオリーも自分のなかでだいぶ固まってきた気がします。

そんな話を少しばかり。

病院単位でAHA-BLSを教育に取り入れようと思ったとき、まず大切なのはコースディレクターを一人確保することです。

もともとAHA-BLSインストラクターは、そのライセンスさえあれば誰でも公認コースを開催して自分の名前でプロバイダーカードを発行できる存在ですが、日本ではAHAルールとは別に内規で「コース・ディレクター」というステイタスを設定していることが多いようです。

とにかく自分で修了カードを出せる権限を持ったインストラクターがいないことには始まりません。

インストラクター人数を増やすことより、まずはディレクターです。

ということで、院内でAHAコースを確立させるためには、コースディレクターをどこかから引き抜いてくるか、ゼロから育成するか、という話になります。

ディレクターを育てるのに有効なのは、ミニコースを繰り返すこと。

インストラクター1名で、受講者2名を相手に教えるミニコース、これは鍛えられます。司会進行から実技指導まで、基本全部自分で進めていく。TCFは臨席しますが、最初の数回以外はほとんど手出しをせず、自主的に進んでいくようになります。

ということで、自分でコース開催できるインストラクターになりたい、または育てたいと思ったら、ミニコースをたくさん設定することが近道です。

もちろん、ミニコースだけでは身につけられないスキルもあります。他のインストラクターとの連携や、多ブース管理など。そこはおいおい強化していけばいいことで、まずは少ない人数であっても自分ひとりでコースをマネージメントできる能力、そこから始まると思っています。

誰かの何かの参考になれば幸いです。

posted by めっつぇんばーむ at 00:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | AHA-BLSインストラクター
2012年02月05日

「サイト長になりませんか?」

勤務先の系列病院に出張BLSで行ってきました。

先方の病院には2名のBLSインストラクターさんがいましたが、トレーニングセンターの所属が違うということで、今回は見学のみ。

私的には所属なんてどうでもいい話なので、お手伝いいただければと思ったのですが、まあ、先方の所属ITCの兼ね合いがあるようで、、、

2名のインストラクターのうち、一人は救急認定看護師さん。いろいろお話しさせていただいたのですが、最後は「病院の中で、ご自身の手でAHA-BLSコース、開催しませんか?」とお誘いして帰ってきました。

やや大げさにいうと、病院内にトレーニングサイトを作って、サイト長に就任しませんか? という提案です。

「えっ、ナースだけでそんなことできるんですか!?」

と驚かれましたが、もちろんできます。医師免許をもった人間が責任者をしなくちゃいけないなんて決まりはありませんし、さらにいえば看護師免許だって不要です。

トレーニングサイトになっちゃえば、病院としても大きなメリットですよね。

世間でいう1万8千円という高い受講料を払わなくても数千円の事務手数料でAHA公認BLSライセンスが出せるようになりますし、なにより病院の売りになる。

研修医や看護師募集のときのセールスポイントになりますし、患者さん向けにも患者安全対策に取り組んでいます、という強力なアピールになるはず。特にいま、病院も競争しなくては生き残れない時代に、AHAトレーニングサイトとしての独自権限を病院として持ってます、というのは大きいでしょう。

逆に言うと、自分でAHA-BLSコースを開催できるインストラクターが病院内にいるのに、それを登用しないというのは考えられないほどもったいない話です。

安いとはいえどうしても発生するカード発行手数料、そこが問題になる場合は確かにありますが、病院としても今回わざわざ私たちを呼んでAHA-BLSコースを開催しているわけですから、今回ほど手間をかけずに自分たちでOKとなれば反対する理由はありません。

問題は、サイト長候補者さんが今所属しているトレーニングセンター側が、別系統のITCでの活動を認めるかという話。

穏便に話が進めばいいですが、これがきっかけでこれまでの地域での人間関係が壊れてしまうのも勿体ない話。

最終的には個人的な人間関係が問題なんですよね。



posted by めっつぇんばーむ at 11:07 | Comment(2) | TrackBack(0) | AHA-BLSインストラクター
2012年01月26日

AmazonでBLSヘルスケアプロバイダーコースDVD[日本語版]予約受付開始!

ようやくアマゾンからも「BLSヘルスケアプロバイダーDVD AHAガイドライン2010準拠」の予約受付が開始されました。

AHAガイドライン2010準拠 BLSヘルスケアプロバイダーコースDVD日本語版


1月31日発売開始です。

今回、DVDだけの単体販売が実現してうれしい反面、書店での取り扱いがなくなってシェパードだけの独占販売になってしまうのでは!? と危惧していましたが、DVDに関してもシナジーが一般書店へ卸してくれるようでほっと一安心。

これで、BLSヘルスケアプロバイダーコースに関しては、受講者マニュアルインストラクターマニュアル、そしてDVDと全部揃ったことになります。

英語版に遅れること、、、、長かったですね。

すでに原稿は出来上がっているはずのハートセイバー・ファーストエイド CPR AEDとか、ECCハンドブック、AHAガイドライン2010はまだなんですかね?

これらより先にACLSが出るってことがないことを願います。



posted by めっつぇんばーむ at 00:25 | Comment(1) | TrackBack(0) | AHA-BLSインストラクター
2012年01月23日

プロ野球球団から依頼されたBLSヘルスケアプロバイダーコース

この週末、某プロ野球球団からの依頼で、チームのフィジカル・トレーナー全員を対象に2日間にわたり、BLS講習を開催してきました。

おかげさまで全員がG2010-BLSヘルスケアプロバイダーコースに合格。いつも選手と一緒にいる人たちが、医療者レベルでの救命スキルを身につけているというのは、とても頼もしいことです。

これまでも、プロサッカーチームのメディカルスタッフや、プロレーシングチームのトレーナーさんなどにもBLSを指導してきましたが、個人で申し込んできたそれらと今回大きく違うのはチームを挙げてスタッフ全員が同じ知識・スキルを身につけたという点。

G2010でも強調されているようにBLSは個人プレイからチームプレイへ思考が移り変わってきています。

チームワークも含めて緊急対応技術をトレーニングできるのは、職場でのon the job研修ならではのこと。

この仲間がいれば助けられる! そんな手ごたえを感じてもらえたんじゃないかと思います。

考えてみれば、公募講習の場合、いくら個人が高いスキルを身につけても、職場に戻ったときは一人ぼっち。そこで講習会場で体感したような即席でも手ごたえのあるチームワークが発揮されるかというと、かなりあやしいものがあるでしょう。



今回は、急変が起こりうる現場がみんなの共通認識として非常に具体的でした。球場のマウンドであり、トレーニングルームであり、練習グランドなど、また遠征先のスタジアム。

そこにどんなメンバーがいて、どこにAEDがあるのか?

具体的にどういう役割分担をして、どう行動すればいいか? そんなことを休憩時間にディスカッションし、具体的なイメージを膨らませていたのが印象的でした。

だからこそ、私も具体的なアドバイスができ、選手の服は前開きではなく、中にもアンダーシャツを着ていて生地は厚いという話であれば、ハサミは明日からでもすぐにAEDに入れてください、という話になりますし、外国人選手の胸毛の話になれば、やはりカミソリも必要でしょう、とはっきりいえる。そしてすぐに改善できる。

いつもだと抽象的な理想論的な話になりがちな部分が、今回は非常に具体的でリアルな提言となりました。

またこれは受講者さんたちが自らで気づいた点ですが、ポケットマスクをAEDと一緒に入れておいても人工呼吸ができるのは一人に限定される。だったらやはりバッグマスクを買うべきではないか? とか、胸骨圧迫はまわりにいる選手にやってもらった方がいいんじゃないか? その場で即興で指導するにはどうしたらいいか? など。

指導している私も、非常に手ごたえのある充実した講習を展開できたと感じています。

今度は実際にマウンドでシミュレーションをしたいとか、選手に胸骨圧迫を教える場を設定したいとか、1回きりの講習では終わらない今後につながる提案もありました。

このようにインストラクターが、単なるインストラクターではなく、ある意味危機管理アドバイザーとして機能できるというのも公募講習ではないon the jobトレーニングのいいところです。

指導に当たった側の勝手な自負ですが、今後、このチームが関わる試合で心停止者が出てもどうにか彼らが対応してくれるはず、と感じていますし、それがずっと長続きするように引き続き支援をしていけたらとも思っています。

今回の受講者さんたちがいざCPRをする場面に直面した場合、それが全国にTV中継される可能性は否定できません。そのときにポケットマスクなりバッグマスクを使って、ヘルスケアプロバイダーとしての蘇生を展開し、それが映像として全国に流れたときには、きっと社会的に大きなインパクトになるはず。(もちろん、そんな事態はないに越したことはないのですが)

BLSインストラクターとして、強く社会的側面を感じた貴重な体験でした。




posted by めっつぇんばーむ at 20:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | AHA-BLSインストラクター
2012年01月02日

日本救急医学会BLSコース、ナース/救命士解禁に向けて

以前、このブログでも紹介させていただきましたが、ICLSでおなじみの日本救急医学会が認定BLSコースなるものを新設しました。

これでAHA-BLSコースは日本からおさらば!? と思いきや、その概要を見てがっかり。

BLSコースの認定基準
1.実技を中心としたコースで、コース時間を90分以上確保する。
2.1グループ6名以下を標準とする。
3.認定コースディレクターがコースディレクターとなり、コースの質を保証する。
4.各ブースに1名以上の認定インストラクターがつき、各ブースの質を保証する。
5.コース内容は、日本版ガイドラインの内容に準拠する。



この認定BLSコース、ICLSの認定コースディレクター、つまり医師免許を持った人しか開催できないんです。

こんなんでマジメに普及させるつもりでいるとしたら、ちゃんちゃらおかしい。

日本版ガイドラインを作ってしまった以上、体面的にBLS制度を作ったはいいけど、その後、テストコース以外開催したって話は聞かないし、開催されることも期待してないんじゃないかと本気で思ってしまいます。


やっぱり各方面からそんな声が大きかったのでしょうか?

本日、認定BLSコースのあり方に関するアンケートが回ってきました。

アンケートの設問を見ると、認定ディレクター(医師)だけではなく、ICLS認定インストラクターなら誰でも認定BLSコースを開催させる方向性も検討されていることが伺えます。

BLSなんて普及させてなんぼのもんで、医師免許保持者でないと質の管理ができないなんてどんな石アタマなんでしょう?

医師なんかより救命士の方がよっぽど経験も長けているでしょうに。

そして、なにより人口が多くマンパワーがあるのは看護師。

救命士と看護師を活用しない限り、AHA-BLSに取って代わる日本救急医学会認定BLSの普及はあり得ません。

皆さんはどう考えるでしょうか?


ICLS認定インストラクター資格をお持ちの方は、下記のアンケートフォームから意見をぜひお願いします。

http://my.formman.com/form/pc/a8p5GA40TOWY5lNb/

みんなで救急医学会認定BLSを使える制度にしていきましょう。

アンケート締め切りは1月13日だそうです。



posted by めっつぇんばーむ at 22:17 | Comment(1) | TrackBack(0) | AHA-BLSインストラクター
2011年12月30日

除細動の遅れが法的問題になる時代になった

法律事務所のウェブに興味深い記事がありました。

院内での心室細動に対する早期除細動
(原総合法律事務所ウェブ)

「入院中,心室細動を起こした患者に対する除細動が遅れたことを争った事件の訴状の抜粋」ということですが、、、

午前6時30分ころ,被告病院内のトイレで倒れているところを発見され,看護師が午前6時34分に心室細動を確認しながら,午前6時43分になって,ようやく除細動が行われている。

これが遅すぎる! というのが訴えの骨子。

ご存知のようにAHAガイドライン2005の時点で、院内では心室細動の認識から3分以内に除細動を行なえるべき、という勧告がされて、日本国内でも広くそのことは知られています。

病院側の主張としては、心臓だけでなく呼吸も停止していたので(あたりまえです!)、バッグマスク換気が必要で、その換気のために除細動器の準備が遅れた。除細動器は準備出来次第使えばいいので、今回は過失はない、とのこと。


まあ、いろいろ突っ込みどころはある内容ですが、私たち医療者は明日は自分の身として真剣に考えたほうがよさそうです。

日ごろ、早期除細動の大切さとか、質の高いCPR(強く速く、しっかり戻す、絶え間なく、過換気を避ける)とは言ってますが、それをどれだけ実践しているか? 中断は相当ありますよね? 除細動器もすぐに使える場所にはなかったり、、、

そのほか、自分たちとしては最大努力をしたつもりでも、客観的に評価されたらダメダメなことも往々にしてあるんじゃないでしょうか?

例えば心静止に除細動をかけるとか、、、今でもたまに聞きますよね。

心静止だったら、もともと助かる可能性は低いとは思いますが、そこでアルゴリズム的には推奨されていない除細動をしていたという事実が取りざたされた場合、無意味な除細動が死を決定付けたと言われたら否定するのは難しいかも。

たかだがガイドラインではありますが、いちおう最新の標準は知っておいたほうがいいし、医療者として恥ずかしくないスキルは身につけておきたいものです。

患者の命のためにも、自分の医療者人生のためにも。



posted by めっつぇんばーむ at 02:05 | Comment(1) | TrackBack(0) | AHA-BLSインストラクター
2011年12月21日

アメリカ国内でAHAインストラクター資格を取る意味







本記事は削除しました








American Medical Response AHA-TCの運営方針に関して、私は公言できる立場にはおりません。

情報が少ない、USインストラクターの活動に関して、わたしの知っている範囲で少しでも情報提供できればと考えておりましたが、私にはなんの権限もありませんし、責任も取れません。

今後、AMR-TCに関する情報提供は行ないません。また質問にも答えかねます。

必要な方は各自、情報収集をお願いします。






posted by めっつぇんばーむ at 00:12 | Comment(1) | TrackBack(0) | AHA-BLSインストラクター
2011年10月08日

[日本版ガイドライン2010] BLSコース新設、がしかし! 〜日本救急医学会

ここ数日、話題持ちきりなのが、ついに開発(?)された日本版ガイドラインに基づいた医療者向けBLSコース。

情報ソースは、日本救急医学会ICLSのホームページ。

BLSコース コース概要
http://www.icls-web.com/bls/outline.html


詳細がわかる前、最初に話を聞いたときは、「やったー」と思いました。

2010年10月の CoSTR 2010 解禁に合わせて、AHA、ERCと肩を並べてガイドライン2010日本版を発表した日本蘇生協議会JRC。

世界の蘇生科学の最前面に躍り出た日本ですが、普及レベルでは、日本版ガイドライン準拠のBLSコースを持ち合わせていないという実態、まずいよなぁと思ってました。

それが今回、満を持して日本版BLSコースの開発。そりゃ、うれしいです。

だってアメリカからの借り物のAHA BLS for Healthcare Providerコースが、日本の医療界のスタンダードだなんて、日本事情にあってないことはインストラクターとして痛感するところですから。

私も日本救急医学会のICLSインストラクター資格は持っています。

日本版BLSの制度ができて、きちんと資格認定できる体制ができるのなら、私もAHAじゃなくてそっちに乗り換えようかと半分本気で思いました。ICLSを見る限り、自由度が高くて、インストラクター判断で現場に合わせた指導ができそうだから。(この自由は諸刃の剣で教材設計の視点がないとズルズルになります)


ところがどっこい、よくよく見ると、制度としてうーん、、、という感じなのが判明。

問題1.ICLS認定ディレクターでないとコース開催ができない
問題2.1グループ6名(インストラクター1、マネキン1)まで許容されている
問題3.90分以上という時間履修主義



問題1.ICLS認定ディレクターでないとコース開催ができない

これは致命的です。せっかくBLSコースを新設したのに普及させる気まったくないでしょ? というくらいの愚作。

以前から問題とされている点ですが、ICLSコース(医療者のBLS〜ALS)を開催できるICLS認定ディレクターは医師免許を持った人しかなれません。歯科医師や看護師、救急救命士はダメ、なのです。

ただでさえやる気のあるICLSディレクターは限られ、しかも疲弊しています。

ボランティアで自分の時間を削って企画運営をして、家族からは白い目で見られ、家庭崩壊のアルゴリズム真っ只中という状況は、みなさんもよくご存知と思います。

そこへ来て、BLSコースを開催するかというと、、、、

一次救命処置BLSを教えるのに医師が必要ですか?

すべての蘇生教育コースのモデルとなったAHAは、BLSを教えるのに医師限定なんてチンケなことは言ってません。それが非現実的だとわかっているから。

参考まで、AHAが求めるBLSインストラクター(全員自己コース開催できるのが前提の資格です)の条件は、16歳以上で、BLSプロバイダーであり、ファーストエイドプロバイダーであること、だけです。


もうひとつ余談ですが、ICLSの親戚コースでDCLSという歯科に特化したBLS〜ALS(アナフィラキシー等の危機への対応含む)のコースもありますが、こちらもディレクターになれるのはICLS認定ディレクター、つまり医科の医師のみに限定されています。歯科現場の当事者であり最高責任者である歯科医師はDCLSコースを開催できないのです。せっかくすばらしいコースができたのに、歯科の中で自己完結しないため、モチベーションが上がらず、鳴かず飛ばずの状態、という点も付記しておきます。


問題2.1グループ6名(インストラクター1、マネキン1)まで許容されている

マネキン1体に対してインストラクター1名で、受講者は6名まで認める、、、

医療者向けのBLS、ですよね??

運動スキルとしてのBLSは練習量があってなんぼのもの、というのはG2005から言われているもはや定説。

修了試験が課されていない市民向けの普通救命講習(総務省消防庁)でさえ、5名までが基準なのに。

まあ、上限6名ということですから、マネキンと受講者比を1:1にしてもいいわけですけど、懐の広さは質の低さな感じも。


問題3.90分以上という時間履修主義

先ほどの1ブース6名というのとも絡んできますが、もし私がやるなら、受講者6名に対してマネキンは少なくとも3体は用意します。いつもの基準で言ったら一人1体。

それでやっても90分以上かけないと認定は出さない、というわけです。

これは消防の普通救命講習なんかも同じでいつも困っているのですが、講習の質や効率を上げて速く目標に達しても、規定時間講習会場に拘束しなければ、資格認定できないという矛盾。

時間成果主義というのは、アウトカムと直接の因果関係がない不思議な考え方。

まあ、実際の運用は柔軟にいくんでしょうけど、こういう発想を持ち込むこと事態、講習プログラムの基本設計をどう考えているのか、疑問を感じざるを得ません。

受講者6名、マネキン1体の場合の標準時間とか、してもらえばよかったのに。





そんなわけで、一時はちょっと湧き上がった日本版準拠BLSコースですが、これがAHA-BLSにとって変わるということは考えられません。

これまで台頭してきたAHAコース。そこから学ぶ点は多々あったと思うのですが、ちっとも活かされていないのが残念。

少なくとも、新たにBLSディレクター資格を新設して、その門戸をコメディカルに開かない限り、日本版ガイドラインが日本の中心になることはありえないでしょう。





posted by めっつぇんばーむ at 10:21 | Comment(1) | TrackBack(0) | AHA-BLSインストラクター
2011年10月04日

心肺蘇生インストラクターと喫煙

Twitterでのやり取り、140字じゃ書ききれないので、こっちに引っ越してきました。

某ITC(AHA International Training Center)では、タバコを吸うAHAインストラクターはいないそうです。

喫煙癖が治らなかったインストラクター候補生はみな資格取得をあきらめてます、、とのこと。

すばらしいですね!

そうであってこそ、American Heart Association の名を背負ったインストラクターです。

最近はロゴマークから消えてしまいましたが、AHAのスローガンは、

Fighting Heart Disease and Stroke

心臓病と戦う組織です。

その組織の一員が、心臓病との因果関係が明白な「悪」であるタバコと親しい関係にあるというのはありえない、と私は考えています。


ただ、現実、喫煙者の蘇生インストラクターは決して少なくない。

私が以前関わっていたトレーニングサイトでは、講習の時、必ず喫煙所の案内をしていました。短い休憩時間にそそくさといなくなるのは、受講者以上にインストラクターだったり。(救命士さんが多かったですね)

もう10年近く前の話なので、いまはそんなことないと信じてますが。



私自身のタバコへのポリシーですが、本音は「タバコを吸う人がインストラクターをしていることが信じられない!」です。

普通のカンカクだったら、喫煙していることなんてインストラクター仲間の間では恥ずかしくて言えないだろうと思うのですが、必ずしもそうでもない現状、残念です。

私は、インストラクターとして責任ある立場に喫煙者を推薦することはありません。インストラクター候補者に関しては、PAMに載っている禁煙条項とAHAの理念を説明し、「わかってるよね?」と念押し。

ただどうも気弱で、「タバコすってないよね?」とはっきりは聞きづらいんですよね。吸ってそうな雰囲気がある人には、どうか私にばれないでやってくれ! と願ってしまったり(^^;


というのは、この問題、昔からよく議論になる「医師や看護師がタバコを吸うことの是非」と同じロジックなんですよね。

反論されたときに論理的に論破できない私。

現実、医療従事者、喫煙者が多いのが事実です。

特に女性看護師は有意に喫煙者が多いというデータが出てます。

個人的には全否定ですよ。でも、法律で許容された行為であり、個人の嗜好。後は個人の倫理観の問題。介入できません。

医療者の喫煙とAHAインストラクターの喫煙で違う点があるとすれば、前者は生活の糧である「職業」であるという点、後者は「志」による行動であるという点。まあ、アメリカ事情を考えればどちらも職業ですから、その論理も破綻しているのですが、、、

まあ、そんな思いが渦巻いて、結局、タバコ問題に白黒はっきりつけられない自分。


スイマセン、以上、実も蓋もない愚痴です。



追記:
そういえば思い出しましたが、数年前大阪で開かれたILCOR会議にあわせた国際蘇生シンポジウム会場、ひどかったですね。会場内に喫煙所が設けられて煙モクモク。世界から蘇生科学の権威が集まる場で日本の恥を、と思い抗議、と思ったら、やはり他にもクレームが多かったのか、途中から禁煙に切り替わりました。

そもそも喫煙所を設けようとした主催者側の意識、疑問です。




posted by めっつぇんばーむ at 13:43 | Comment(2) | TrackBack(0) | AHA-BLSインストラクター
2011年05月04日

メインの情報発信媒体をTwitterに移行しています

ここ1-2年、メインの情報発信の場を Twitter に移行しています。

きちんとログをとっておきたい大事な情報や、140文字では書ききれない補足事項はこちらのブログにもアップするようにしていますが、どうしてもこれまでのような頻度でのブログ更新にはなっていません。

引き続き、私からの情報発信に興味を持ってくださる方、最近情報少ないなと感じている方は、ぜひTwitterアカウントをチェックしてみてください。

必ずしもAHA-BLSネタに限らず、医療、看護、手術、その他雑多と範囲は広がりますが、それなりの頻度であれこれ書いています。





posted by めっつぇんばーむ at 00:55 | Comment(1) | TrackBack(0) | AHA-BLSインストラクター
2011年04月24日

新しいBLSインストラクターカード

ガイドライン2010を機に、AHAのプロバイダーカード/インストラクターカードのデザインが変わります。

AHAからの事前通告が遅く、ある意味、突然のことでした。
(日本の某ディストリビューターは問い合わせるまで知りませんでしたし)

AHAアジア支局長が、サイエンスアップデートで日本に来た際にも「カードは変わらない」と言っていただけに、きっとどこのトレーニングセンターも古いカードの在庫をいっぱい抱えているはず。

日本で新しいカードが流通するのはずいぶん後のことになりそう。



さて、今回変わったのはプロバイダーカードだけではなく、インストラクターカードも新しくなりました。

インストラクターカードで大きく変わったのは、裏面に Instructor ID # が印字されるようになった点です。

G2010-BLS-I-card.jpg

インストラクターの皆さんは、自分の Instructor ID ナンバー は把握していますか?


これは、AHA Instructor Network に加入すると発行される固有の番号。

AHA Instructor Network にログインして、アフィリエイト情報の欄を見ると書かれています。

今後はこのID番号が必要、ということは、AHA Instructor Network に登録しない限り、インストラクターカードが発行されない、ということ。

これまではある意味、任意で、英語なもんだから日本人AHAインストラクターできちんと登録している人は少なかったと思います。

下手すると、トレーニングセンターとしても積極的にアナウンスしていなかったり、、、


今後はそういうわけには行かなくなります。


AHAインストラクターはトレーニングセンター(TC)と提携しつつ活動しますが、TCだけではなくAHA本部直轄情報源として AHA Instructor Network を活用することが求められている、ということです。

現実問題として、ここのところ、インストラクターアップデートも online が標準になってますし。

ITCインストラクター、というのではなく、AHAインストラクターとして世界標準の自覚を持て、ということなのかなと、私は勝手に深読みしています。

posted by めっつぇんばーむ at 06:03 | Comment(3) | TrackBack(0) | AHA-BLSインストラクター
2011年02月02日

ハートセイバーAED 〜医療者・インストラクターだからこそ受けたい実践蘇生講習

AHAハートセイバーコースを専門にやっているディレクターさんの開催するハートセイバーAEDコースのお手伝いに行ってきました。

ハートセイバーAEDは、アメリカ心臓協会の応召義務のある市民向けCPR+AED講習。久々にやってみると、改めて、やっぱりいいですね!

ガイドライン2010バージョン(Interim:暫定)でしたが、胸骨圧迫からはじめるC-A-Bの流れや、気道確保を行わない呼吸確認法など、まさに市民救助者を増やすための方策。

医療者向けのヘルスケアプロバイダーコースでは、若干不自然にギクシャクしがちな流れも、ハートセイバーAEDでは非常にスムーズ。

これぞガイドライン2010が目指すものなんだろうなと実感しました。


何よりハートセイバーAEDコースのすごいところは、implementationを意識したシナリオ想定練習がたくさん盛り込まれているところ。

ビデオで状況が示されて「その場にいたら、あなたはどうしますか?」ということでCPRの練習を繰り返します。

すごいですよ、その数。10以上はあります。で、それぞれひねりが効いているというか、けっこう難しいんです。

たとえばこんな感じ。

ハートセイバーAED講習のシナリオCPR練習

4歳の子供が倒れている。小児だからCPRが優先? 携帯電話を持っているけど、、、 おねえちゃんには、何をお願いしよう? 電話を渡す? 誰か大人を呼んできてもらう? AEDって言って通じるかな?

ただCPRの手技ができれば良いというのではなく、その場の状況を見て安全かどうかを考え、通報手段を考え、行動することが求められているのがハートセイバーAEDコースです。

BLSヘルスケプロバイダーコースにはほとんどない視点です。

医療者向けのBLS-HCPコースを終えれば、BLSはOKと思ってしまいがちですが、HCPにはこうした思考トレーニングがありませんので、implementation(実施・実行)を考えたときは、かなり厳しいです。

特に病院外でのバイスタンダーCPRを考えたら、体は動かないでしょうね。

BLSヘルスケアプロバイダーコースはテクニカルスキルトレーニングに過ぎません。

しかし、ハートセイバーAEDコースはノンテクニカルな部分までカバーしている、実はより高度な講習プログラム、と思います。(もちろん指導もHCPより難しいです)

BLSヘルスケアプロバイダー(HCP)コース受講経験ある方が、ハートセイバーAEDコースを受講すると、みんな口をそろえて言います。

HCPよりぜんぜん難しい! それにこっちの方が使える! おもしろい! って。


市民向けと侮ることなかれ!


医療従事者であっても、院外での蘇生をも考えるならぜひ受けておくべきです。

BLS−HCPとはぜんぜん違うコンセプトにびっくりすること請け合い。

ましてやBLSインストラクターだったら、、、これを知らなきゃマズイでしょう。
posted by めっつぇんばーむ at 01:29 | Comment(1) | TrackBack(0) | AHA-BLSインストラクター
2011年01月02日

ハイ・アラート食品「餅」の放置について

案の定、今年も餅による窒息事故が頻発しています。


餅を詰まらせ、お年寄り4人死亡…東京
(2011年1月2日19時54分 読売新聞)

 東京消防庁は2日、東京都内で1日から2日午後3時までに、18人が餅を喉に詰まらせて病院に運ばれ、このうち4人が死亡したと発表した。

 同庁によると、死亡したのは葛飾区内の72歳と82歳の男性、渋谷区内の男性(70)、足立区内の男性(82)。いずれも自宅で雑煮を食べていた。同庁は「餅は小さく切ってよくかみ、高齢者や子どもの場合は、家族がそばに付き添ってほしい」と呼びかけている。



去年は行政までもが顔を寄せ合って特殊食品である「こんにゃくゼリー」対策を議論していたようですが、一般食品で、しかもちょんまげ時代よりもっと前から知られているハイアラート(Hi Alert)食品の代表である「餅」についてはどうなっているんでしょう?

パッケージに警告文ってありましたっけ?

「あなたの健康を損なうおそれがあります」的な注意喚起文。

タバコ以上に過激な文面で警告を出すくらいしてもいいのに。


肉塊などの固形物とは違って形が変幻自在で粘度のある餅による窒息は、普通に窒息解除を試みても転機は悪そうです。(エビデンスは、、、知りません)

「詰まったら死ぬよ、それでも食べる?」

くらいが本来なんじゃないかなと思います。

それでも食べるんならいいんですよ。

日本人は古来からいくつもの犠牲を出しつつ試行錯誤して猛毒フグを食べる方法を見つけ出してきた民族ですから。


ただ、異常なまでのこんにゃくゼリー排斥運動には違和感を感じる、ただそれだけです。


公平さを欠くのは、方や文化を背負っていて、方や新参者食品だから?

それだけでしょうかね?


要はマスコミの煽りだよね。エビぞー事件もそうだし。



・・・スイマセン、Twitter風に毒舌投げやりな感じになっちゃいました。


追記:似たようなことを書いているページを見つけました。
    →「窒息死亡事故が多発する餅はなぜ規制されないのか?
posted by めっつぇんばーむ at 23:44 | Comment(3) | TrackBack(0) | AHA-BLSインストラクター
2010年12月13日

日本で8番目の新AHAトレーニングセンター(TC)認可、東京池袋

またまた新しいトレーニングセンターがAHAから認可されたようです。

JIEME-ITC.jpg

The Japan Institute For Emergency Medical Education ITC

日本語では日本救急医療教育機構AHA国際トレーニングセンター、というようです。


ホームページはもちろん、講習の実稼働もはじめている模様。


日本救急医療教育機構 東京トレーニングサイト


日本ACLS協会の独占体制が崩れたのが、確か2006年。

日本循環器学会と日本蘇生協議会が合同でAHAから代表者を招いてファカルティ・オリエンテーションを開催。

その後、たった4年の間に気づけば8つの団体がAHAと直接契約を結んで国際トレーニングセンターを運営するまでになっていました。

アメリカ合衆国内には何千ものトレーニングセンターがあるのは知っていますが、アメリカ以外の国で、国内にこれほどInternational Training Centerを抱えている国というのは他にあるんでしょうか?

いやはや、すごい時代になったものです。


日本のマーケットはAHAから見ても見過ごせないほどの規模があるようです。

ここ数年、AHA本部の責任者がしょっちゅう日本に来ています。

年に3−4回は来ているんじゃないでしょうか?

インストラクターマニュアルまで日本語化され、ガイドライン2010のハイライトも世界発表と同時に日本語化されましたし、いまや日本はアメリカに次いでAHA講習が普及している最大の国なんじゃないでしょうか?


そんな国だからこそ、どんどん新しいトレーニングセンターができておかしくないし、そうやって自然な自由競争で切磋琢磨されていくというのもアメリカチックでいいのかもしれません。


ということで、受講者の皆さんは、いままで以上に選べる時代になりました。

講習の質(どの団体もAHAが求める最低限の質は担保されています)、受講料など、団体(ITC)によって違います。

発行されるライセンスはどれも等価ですが、講習に何を求めるのか? が問われる時代になってきています。

ACLS受講のためにカードが貰えればいいのか、練習量を多く取ってしっかり身につけたいのか、付加的な講義から知識を深めたいのか、など。


ガイドライン2010を迎えて、また新たな局面に突入しそうですね。


posted by めっつぇんばーむ at 01:40 | Comment(3) | TrackBack(0) | AHA-BLSインストラクター
2010年12月09日

3月ハワイ、医療研修募集開始 〜AMLSが日本語で!

私が所属しているハワイのAmerican Medical Responseが手がける、2011年3月期医療研修の受講者募集が始まりました。

http://amr-japan.com/hawaii_course.html

今回のラインナップはこんな感じです。


3月7日  FCCS1日目 (ハワイ大学主催)
3月8日  FCCS2日目

3月9日  G2010 BLS INST & RENEWAL

3月10日 AMLSプロバイダー1日目
3月11日 AMLSプロバイダー2日目

3月13日 AMLSプロバイダー1日目、ACLS INST RENEWAL & UPDATE
3月14日 AMLSプロバイダー2日目、PALS INST RENEWAL & UPDATE

3月15日 NRP


ガイドライン切り替わりの時期とあって、新規のインストラクターコースはBLSだけです。
ACLSとPALSはインストラクター更新講習のみ。


今回、なんといってもハイライトはAMLSプロバイダーコースが2回もあって、しかも日本語で受講できるという点です。

AMLSのテキスト


AMLSは、米国救命士協会(National Association of Emergency Medical Technicians :NAEMT)によるアメリカの救急隊員(パラメディック)のために開発された内科系初期対応のシミュレーション教育プログラム。


このブログでも何度か書きましたが、日本にある医療標準化コースは、循環器系のACLS、外傷系のJPTEC/JATEC/JNTECやITLS、脳卒中のISLSなどで、どれも分野が特化されたものばかり。

どんな状態かわからない一般的な傷病者への観察評価や初期対応について総合的に学ぶコースがない、というのが日本の現状です。

そこで登場するのが総合内科系を扱う Advanced Medical Life Support。

アメリカではもちろん、日本でもその内容は高く評価されて、大学医学部の教育にも取り入れられてきた内容がついに日本語で学べるようになりました。


これはひとえにハワイまで行って英語で学び、さらには自費をはたいてインストラクター資格まで取ってくれた先見的な日本人ドクターたちのお陰。

心停止以前の一般的な医療者としての初療、それもプレホスピタルという医療資源が限られた中でなにができるかを身につけるコースは、きっと医療人としての根源的なスキルアップにつながるに違いありません。



その他は、新生児蘇生法のNRP(米国小児科学会/米国心臓協会)、集中治療基礎のFCCS(米国集中治療学会)など、日本にも何となく入ってきているけど微妙な領域に関して、本場の内容に触れることができます。

興味がある方は、AMR-JAPANのホームページからどうぞ。

申し込み締め切りは2月末日。FCCSは2月1日だそうです。もちろん定員に達したらその前に締めきりです。

AMLSはすでに何名か申し込みが入ってますので、締め切りは早そうです。
posted by めっつぇんばーむ at 01:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | AHA-BLSインストラクター
2010年11月28日

新生児蘇生法講習NCPRと助産師の自立

今日は新生児蘇生法NCPR講習にインストラクターとして参加してきました。

受講者は勤務先病院の助産師さん7名。

うちの病院では、若手の小児科の先生が院内でNCPR講習をはじめて以来、1〜2ヶ月に1回くらいのペースで講習が続いています。

もう6−7回はやっているでしょうか。

産婦人科のナースと助産師、それに小児科医と産婦人科医はほぼすべて受講済みとなっているようです。

受講者数は40人程度にはのぼるかと思いますが、意外なのは「インストラクターになってやろうじゃないか!」という気概を持った人が一人も現れない点。

特に助産師さん。

思いっきり専門領域で、関心も人一倍高いはずなのに。

ましてや産婦人科病棟では、病棟として20万円ちかくする新生児の蘇生マネキンまで購入したようです。にも関わらず、ナースサイドとしての積極的な取り組みは見られず。

いまコース開催責任者になってくれている産科医が異動になったらどうするんでしょう?



NCPRは、日本周産期・新生児医学会が米国AAP/AHAのNRPを参考にして作った日本オリジナルの新生児蘇生教育プログラムです。

そのインストラクター資格制度上、医師以外でもインストラクターになれて、インストラクターになれば、特別な条件なしに公認コースを開催することができます。

蘇生関連の資格は多かれど、看護職の立場で修了証を発行する公認コースの開催権が得られる資格はそう多くありません。

だからこそ、助産師の立場・目線で看護職のためのコース展開をしていけばいいのにと思うのは私だけでしょうか?


そんな現状をみて考えたこと。

やはりナースには、専門家である医師から教えを請うもの、という意識があるんじゃないでしょうか?

蘇生という特殊な医療行為は医師から教えを授かるもので、それを自分が指導するなんて恐れ多い、みたいなカンカク?

医師がナースに教えることの弊害についてちょっと考えました。

権威勾配の中で教えられると受け身になる。

いくらお産に関わると言っても産科医は医師であって、助産師ではありません。

サイエンスに関するアドバイスは医師の方が良い場合もあるかもしれませんが、助産師に新生児蘇生を指導する主体はやはり助産師がいいのでは?


NCPR、実は世間的にはかなり求められています。

助産院からの開催希望、受講希望はかなりありますが、オープンコースがあまりないため、必要としながらも受講できない助産師が沢山います。

私の病院にも近隣の助産院からオファーがありつつも、いまはお断わりしている現状。

ただでさえ多忙な産科医師にそこまで求めるのは、という点は私も同意。

だからこそ、助産師の立場でがんばる人が出てくれたらなと思うのです。


新生児蘇生法NCPR Bコースは間違いなく助産師のためのもの。

そして、インストラクター制度上も助産師だけで回せる設計になっている。

医師の手を煩わせないで、自分達で主体的に仕切っていく体勢が自然ですよね。



なんてことを門外漢である一看護師の私は考えました。
posted by めっつぇんばーむ at 01:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | AHA-BLSインストラクター
2010年11月06日

日本ACLS協会、ハートセイバー・ファーストエイドに参入

日本ACLS協会さんが、ついにハートセイバー・ファーストエイド Heartsaver First Aid コースに参入してきたようです。

JAA-ITC関連会社のシェパードで、ちょっと前からハートセイバー・ファーストエイドのインストラクターマニュアルやDVD、テキストの取り扱いを開始していたので、おやっとは思っていましたが。

10月に福岡で開催されたハートセイバー・ファーストエイドコースでは、ファーストエイド・インストラクターコースを兼ねると説明されていたようです。

詳しいことは知りませんが、ガイドライン2010から公式に日本語化されるのに向けて、BLSインストラクターへのトレーニングが始まった、ということなんでしょうね。

おそらく2005バージョンは公募はせず、2010から本格稼働するのかな。



ハートセイバー・ファーストエイドコース、日本国内展開の系譜


数年前までは、その存在自体が日本では知られておらず、本当にAHA公式の修了カードが出るのかと疑問符が投げかけられることもあったAHAのファーストエイドコース。

2006年頃、ハワイのAmerican Medical Responseトレーニングセンターが日本に初めて持ち込んで、その後、日本蘇生協議会ITC(現日本医療教授システム学会ITC)が、ITCとして初めてコース展開を始めたのが、確か2008年だったと思います。

そんな日本ではマイナーなAHAハートセイバー・ファーストエイドコースですが、実はAHA-BLSインストラクターになるためには受講が必須と位置づけられているものでした。

以前から、Healthcare Professional以外がBLSインストラクターになる場合は、ファーストエイド・ステイタス(OSHA基準)が必要と"BLSファカルティガイド"(AHA Instructor Networkで、ファカルティ以外でもダウンロードできます)に書かれていましたが、2008年版のファカルティガイドからは、ただのファーストエイド・ステイタスではなく、AHAの現に有効なHeartsaver First Aid修了カードが必要と改められました。

また2008年版のBLS Instructor course DVDには、ファーストエイドの指導方法を解説したモジュールも標準で含まれていて、インストラクターアップデートですべてのBLSインストラクターはその内容を見ているはずです。

Healthcare Professionalの意味をどうとらえるかが問題ですが、少なくとも医療資格を持たない一般市民の方にはハートセイバー・ファーストエイド受講が必要というのは疑問の余地がありません。

おそらくHealthcare Professionalが、ファーストエイド受講を免除されているのは、アメリカの医師・看護師・救命士免許を持っている人間なら当然OSHA基準のファーストエイドの内容は承知しているから、と考えられます。

しかし、日本の医療従事者は米国のOSHA基準なんて知りません。それにそもそも日本の医師教育にも看護師教育にも院外で行う応急処置(ファーストエイド)は含まれていません。であるならば、日本国内では実はすべてのBLSインストラクターにハートセイバー・ファーストエイド受講が必須と考えるのが妥当といえます。

少なくとも2008年以降は、AHAのルールでそうなっているのですが、日本語化されていないことにかまけてか、日本のITCではほとんど顧みられていなかった現状がありました。


BLSインストラクターは、9つのコースを指導できる資格です


日本では、当のBLSインストラクターの間でもまだあまり知られていないのかも知れませんが、AHA BLS Instructorという資格は、BLS for Healthcare Providerを指導できるだけの資格ではありません。

AHA公認のBLSインストラクターになるということは、下記のすべてのコースを教えられるポテンシャルを持っているのです。

1.Family & Friends CPR
1.Family & Friends First Aid for Children
3.Heartsaver CPR
4.Heartsaver AED
5.Heartsaver First Aid
6.Heartsaver Pediatric First Aid
7.Heartsaver CPR in School
8.Heartsaver Bloodborne Pathogens
9.BLS for Healthcare Provider

家庭向けファーストエイドとCPR、対応義務のある人向けのCPRとファーストエイド、そして小児ファーストエイドと血液媒介病原体、最後は医療と救命のプロのための蘇生法まで。

この機会に、日本のすべてのBLSインストラクターに、ぜひ医療者向けBLS以外の指導にも目を向けてほしいなと思っています。


先日開催された日本救急看護学会では、看護師向けに開発したファーストエイドコースがリリースされました。

これまでは市民向けと思われていたファーストエイド、今後は医療従事者もうかうかしてられませんね。

きっと、BLSやCPRより、市民生活を送る上では役立ちますよ。



参考まで、過去に書いたハートセイバー・ファーストエイド関連記事へのリンクを挙げておきます。ある程度選んで載せたつもりですが、相当な量、書いてるなぁ(^^;

注:古い順です。

「ハートセイバー・ファーストエイド」を受講してきました
http://aha-bls-instructor.seesaa.net/article/81123877.html

教職員のエピペン注射解禁−AHAファーストエイドコースの日本展開
http://aha-bls-instructor.seesaa.net/article/94759048.html

AHA Heartsaver Firstaid with CPR and AED
http://aha-bls-instructor.seesaa.net/article/106924652.html

AHA-BLS 2008マイナーチェンジ
http://aha-bls-instructor.seesaa.net/article/108850828.html

New BLS Instructor Course DVD
http://aha-bls-instructor.seesaa.net/article/110746110.html

ハートセイバー・ファーストエイド
http://aha-bls-instructor.seesaa.net/article/112397503.html

BLS/HSインストラクターに求められるファーストエイド資格
http://aha-bls-instructor.seesaa.net/article/113378755.html

ハートセイバー・インストラクターになるには…
http://aha-bls-instructor.seesaa.net/article/113539484.html

AHAに血液感染予防コースがラインナップ!
http://aha-bls-instructor.seesaa.net/article/114302525.html

意外と人気のハートセイバー・ファーストエイドコース
http://aha-bls-instructor.seesaa.net/article/123852189.html

日本のITCでのPEARS、HS-FAの開催
http://aha-bls-instructor.seesaa.net/article/134898159.html

ハートセイバー小児ファーストエイド Heartsaver Pediatric First Aid
http://aha-bls-instructor.seesaa.net/article/136902540.html

AHAハートセイバー血液感染性病原体コース
http://aha-bls-instructor.seesaa.net/article/139931989.html

ハートセイバーカードのモジュール塗りつぶし
http://aha-bls-instructor.seesaa.net/article/132341862.html

市民へのAHAコース普及を願って
http://aha-bls-instructor.seesaa.net/article/129988536.html

ファーストエイドはおもしろい!
http://aha-bls-instructor.seesaa.net/article/145722331.html

日本の法定救急箱の中身、ひどいです
http://aha-bls-instructor.seesaa.net/article/147520666.html

AHAハートセイバー・ファーストエイドを巡る国内の動き
http://aha-bls-instructor.seesaa.net/article/152564299.html

AHA CPR&ファーストエイド for IPhone
http://aha-bls-instructor.seesaa.net/article/154784143.html

OSHA(オーシャ)という組織について
http://aha-bls-instructor.seesaa.net/article/155821127.html

ガイドライン2010のファーストエイド
http://aha-bls-instructor.seesaa.net/article/168090121.html

posted by めっつぇんばーむ at 12:49 | Comment(1) | TrackBack(0) | AHA-BLSインストラクター
2010年10月06日

ACLSリソーステキスト、書店販売開始

今日、本屋をブラブラしていたらAHAの「ACLSリソーステキスト」を見つけました。

acls_resourse_text.jpg

これを聞いておやっと思った人は通です。

そう、「ACLSリソーステキスト」は今までネット販売しかしていなかったんです。


ちょっと前にシェパードだけではなく、シナジーも取り扱いを開始したことは知っていましたが、ついに一般市場にも出回ることになった模様。

調べてみたら、amazon.co.jp でも購入できるようになっていました。


ACLSリソーステキスト


ACLSリソーステキストは、AHA ACLS EPコースの公式テキストですが、コース受講のためだけではなく、蘇生科学に真剣に勉強する医療者には最高の資料集。

それを気軽に買えるようになったのはうれしいですね。

とは言っても、思いっきり医学書ですから、お値段は1万五千円。
気軽じゃないですね、失礼しました〜(笑)
posted by めっつぇんばーむ at 23:03 | Comment(7) | TrackBack(0) | AHA-BLSインストラクター