PEARS Provider。
いよいよ日本での開催が決定したようです。
PEARS、カタカナにすると"ピアーズ"もしくは"ペアーズ"という感じの発音になるのかな。Pediatric Emergency Assessment, Recognition, and Stabilizationの略です。
日本語にすると、「小児緊急時評価認識安定化プログラム」??
なんのこっちゃ? という感じですね(^^; 失礼!
どなたか良い訳語があったら教えてください!
◆ PEARSプロバイダーコースとは
PEARSプロバイダーコースは、おおざっぱに言うと、一次救命処置BLSと小児二次救命処置PALSの中間プログラム。(注:PALS=Pediatric Advanced Life Support:パルス)
内容はというと、実際に受講した方からの話だと、PALSコースのリーダー役はしなくていいというバージョン。
小児の急変を発見する可能性が高い職種で、非小児科専門医向けといった感じなんでしょうか。
ACLSでもそうですが二次救命処置ではチームダイナミクスとリーダーシップが重要となってきます。そのリーダーを育てるのがACLSやPALSですが、PEARSはPALSのリーダーの下で活動するスタッフのためのコース。
言ってみれば、小児科やNICUのナース向け、もしくは小児科以外の救急担当医向けを想定したプログラムのようです。
コース自体は6.5時間。
それなりの勉強は必要ですが、実技自体はBLS+αとか。
以前からICLSのようにPALSの簡易版があったらいいのになぁという声は多かったですけど、まさにそれに合致するようなコース設計のようです。
◆ 日本初のPEARSコース、5月11日開催決定!
PEARSを教えるための、PEARSインストラクターという制度が作られましたが、PALSの下位資格ですので、AHAのPALSインストラクターはPEARSプロバイダーコースを教えることができます。ただしアメリカでもまだほとんど開催されていないコースですので、日本でこれを開催できるポテンシャルを持った人は非常に限られています。
具体的に言うとPALSインストラクター資格を持っていて、PEARS Providerコースを受講したことがある人。
私が知るかぎり日本では15、6人程度かなぁ、と思います。
それらの人たちはその気になればPEARSプロバイダーコース開催はいつでもできるんでしょうけど、問題は教材。DVDはもちろん、プロバイダーマニュアルの翻訳(私的なものであっても)もほとんど進んでいないはずです。
PEARSインストラクター用のDVDを見たことはあるのですが、インストラクションデザインはもちろん映像技術にも一段と磨きがかかって、思わず見入ってしまう内容。
でもやっぱり言葉の壁は大きいです。
なにより教える側の理解が追いつくのに時間がかかるという部分もあるんでしょうね。
そんなこんなで日本ではとても需要が大きいと思われるPEARSプロバイダーコース、開催まではもうちょっと時間がかかるかなぁと思っていましたが、意外や意外、2008年5月11日(日)に開催が決定したそうです。
日本での初回コースなので、きっと受講生の多くはAHAインストラクターで占められてしまう可能性がありますが、公募も行なうとのこと。
また詳しい情報が入ったらご紹介しようと思います。
興味がある方はこまめにチェックしてくださいね。
(4月4日追記:公募が始まりました→「 日本初のAHA-PEARSプロバイダーコース公募開始」)
受けてみない? と私にも声がかかりましたが、ACLSインストラクターコースの方で手一杯なので、今回は見送りかな。
ACLS協会のPALS開始と併せて、小児医療従事者としては非常にうれしいニュースです。
ところで、どこの組織がするのでしょうか。
差し障りがなければ教えていただけると幸いです。
どうやら昨日、スタッフの日程調整がついて開催が確定ばかりで、具体的なことはこれからのようです。
すぐにいっぱいになるかも知れないけど、公募はするということなので、可能であれば公募が始まるちょっとまえくらいに、またここでアナウンスができるかと思います。
開催組織ですが、公開していいとも悪いとも言われていないので、念のため、いまはまだ伏せさせてください。
ですので読みも ペアーズのようです
PALSの他にもPEARSなんてのもあるのですねー。
フムフム¢(。。)
新潟ではPALSの方が先に開催が予定されているようですが、PEARSの開催はまだまだのようです。
今後PEARSの開催が楽しみです。
あっ。今日、長岡日赤のICLSのインストラクターとして参加してきました。
今回初のインストラクターとして花々しくデビューといくはずだったのですか・・・
勉強不足・指導力不足で最後まで凹んでいました・・・
でも、今回インストラクターして参加してみて思った事は、受講生では味わえない会の楽しさが
ほんの少し分かったような気がしました。
改めて見直すアルゴリズムや客観的に他の人のやる動作を見る事が出来たので非常に勉強に
なりました。
また、JPTECも再来月にインストラクターとしてデビューするのでまた一から指導の勉強を開始します。
なんだか私事の報告ですみませんでした(汗
めっつぇんばーむさんがPEARSを受ける機会がありましたら情報お願いしまーす。
2連チャンでご一緒しましたね。
読み方はペアーズでいいんですね。
以後そうさせてもらいます。
バニーさん、こんばんは。
積極的に活動されているんですね。
私も4月からはICLSとACLSの勉強に力を入れていこうと思っています。
JPTECは、バイスタンダーとしてはいちばん役立つ内容だと
思うのですが、私の住んでいる地域では年1回の開催で、BLSのように
なかなか継続して勉強するチャンスがありません。
あとはやっぱり消防の硬派な雰囲気が、どうも馴染めないんですよねぇ。
やっぱりインストラクターとしても個人で動けるAHA-BLSインストラクター
としての活動が自分にはいちばんあっているのかもしれません。