今回が今までと違ったのは、インストラクターが私ひとりではなかったという点。
後輩インストラクターとふたりでのコース開催でした。
正確に言うと後輩は、BLSインストラクターコースを修了したばかりで、
まだ"モニター"という立場になります。
AHAの規定上、評価中のインストラクター候補生という位置づけ。
正式なBLSインストラクターカードは発行されていないけど、受講生の方から見れば立派なインストラクターです。
そんなふたり体制での講習会でした。
後輩インストラクターは同じ病院に勤務するナース。
一緒に院内BLS普及チームで活動している仲間で、病院の中では院内インストラクターを育てる立場にある人。成人のBLSの指導に関してはそれなりに経験がある強者です。
いままで私が開催するAHAコースにちょこちょこと参加してくれていたのですが、なかなか都合が合わず、いつも途中参加。
今回初めて、最初から最後まで立ち会えるということで、いきなりではありましたが、会場セッティングから司会進行、実技チェック等、すべて彼女にやってもらいました。
いつも院内オリジナルBLSコースでは自分自身がデモンストレーションする感じで教えていますので、AHAのビデオ教材に合わせて指導するやり方がいまいち慣れないなんて言ってましたが、家で何度もDVDを確認してきたんでしょう。映像を停めて説明するタイミングもバッチリ。
実技指導のフィードバックなんかは、さすが! という感じです。
最初の2回の呼気吹き込みを忘れたの気づかなかったのかなぁなんて思う場面でも、あとでさりげなくしっかりとフォローしていたり。成人教育がよくわかってます。優先順位をちゃんと考えて、言うべきところで、適切な指導。ばっちりです。
いつでも私がフォローに入るつもりで気を張って見守っていたのですが、あまりその必要もなかったみたい。
日頃院内オリジナルコースでは教えていない小児のCPRの手順の違いのあたりが、やはり少し自信がないようで、私が補足説明を加えたりしましたが、それはあくまでもオプション。
レッスンマップに沿った指導は十分にできていました。
自分がはじめてモニターを受けたときってどうだったかなぁと思い出してみましたが、どう考えてもここまではできていませんでした。
PWW時の指導と、チェックリストに基づいて実技テストの採点をするのが精一杯で、ビデオを適切な場所でとめて、説明を加えるなんていうのは2回目以降の話。
院内でもAHAでも、インストラクター歴でいえば私の方が先輩になりますが、実力で言ったらきっと彼女の方が「できるインストラクター」でしょう。
今回は、AHA教材のインストラクショナルデザインということで、各セクションの練習の目的などを私の方からちょこちょこと補足説明をさせてもらいましたが、そんなのはコース開催経験と慣れの問題。
いつもだと喋り疲れてしまうHCPコースですが、今回は私は座って見ているだけ。楽でした(^^)
今後、その後輩インストラクターの活躍が楽しみです。
院内にふたりインストラクターがいれば、一回あたりのコース人数を増やせるし、定期開催に持っていくためにも絶対必要。
ただ残念なことに、その後輩インストラクター、4月で病院を辞めて地方の地元に帰ることが決まってるんですよねぇ、、、、
これからってときにとっても残念なんですが、仕方がありません。
せめてここで身につけたBLS指導スキルに自信を持って、地元でも活かせるようなバックアップ体制を作っていきたいと思っています。
後輩の方が辞めてしまわれるそうで残念ですね.僕はあと数年のうちに今の職場を離れる事になっていますので,その後の院内コース開催などが心配でした.
そしてつい数日前,インストラクターコースとモニターテストを終えた,新たなインストラクターが一人増えました!今後は,その先生を中心に院内のHCPコースを開催する予定です.
いろいろと大変な面もありますが,頑張りましょう.
なんだかmimimiさんはずっとまえからいて、今後も変わらず今の場所におられる気がしていましたが、そういうわけにはいかないんですね。
お住まいも変わられてしまうんですか?
mimimiさんがいらっしゃらなくなったら、、、
これは一大事。心配になってしまいます。。。