2008年01月31日

市民参加を呼びかける方法

「お膳立てがされた場所の中で教えることしかしていなかったんだなぁ。」

私が最近つくづく思うことです。

企画されたAHAのコースにインストラクターとして行けば、黙っていても受講生はやってきます。

病院の中でやっているBLSコースも、受講は職員の義務なので、時間になればちゃんと人は集まる。

個人企画でヘルスケアプロバイダーコースを開いたり、それ以外でも教えることはありますが、これらはみんな職場なり個人的な繋がりで行なういわば身内コース。

コースの中で「教える」という技術はいろいろトレーニングしたり、勉強したりしましたが、どうやって人を集めるか、ということについてはこれまでまったく考えてこなかったことに気づいて愕然としています。

どうやって人に興味を持ってもらうか?

それほど関心がない人をいかに巻き込んで心肺蘇生法の勉強をしてもらうように働きかけるか?

考えてみれば、企画されたコースに参加する人というのは、いちおうは勉強したい、技術を習得したいと思っている、もしくは義務であっても会場までは自分で足を運んでくれるという人たちですから、教える方は比較的簡単です。

でも、社会として本当に必要なのは関心ゼロの人に、どうやって動機づけをして、「受講」というプロセスまで持ってくるかという、大きな意味での啓蒙活動だと思うのです。

会場に来てくれた人に対して、モチベーションを上げるテクニックはちょっとは学んだ。

でもどうやって会場にまで人を呼び寄せるかと考えたら、どうやったらいいのか、私にはなんの方策を持ち合わせていない。。。。

なんだかショックでした。そんな基本の基本を忘れていたなんて。


これまでも何度か書きましたが、CPRインストラクターとしての私がいちばん力を入れたいと思っているのは、社会的に遅れている小児・乳児のCPRをもっと気軽なものとして広めたいということです。

子どもを持つ親を対象に、と思うとどんなアプローチをしたらいいんだろう?

幼稚園、保育園に話を持ちかける?

そんな具体的なことを考えると、どうしてもネックになるのが私が「個人」であるということ。

「なんで個人がそこまでする必要あるんですか?」
「それは消防とか日赤さんの仕事じゃないんですか?」
「あなた何者ですか?」

これは地元のいくつかの公民館・コミュニティーセンターを回って、無料心肺蘇生勉強会の開催について相談したときの反応です。

結論的には、

「あなたの考えていることが理解できない」

ということのようでした。

私とすれば、今の日本の社会情勢に対してCPR教育はぜんぜん追いついていないと思っています。それはきっと間違いではないと思うのですが、そういう認識が世間ではあまりないようです。

長いこと医療の世界からCPR教育を見つめてきて、なおかつこのようなブログだったりネット上のコミュニティでも、意識の高い人たちばかりが集まっているから、そういう共通認識を土台に話ができているだけであって、世間ではぜんぜん違うんだという点を見逃していた自分に気づかされました。

消防や日赤では追いつかない部分があるから、そこを個人の力で埋めていきたいと思うのですが、それがうまく伝わらない。

「子どもの蘇生なんか消防でもやってますよ、私このまえ受けてきたんだから」

そりゃね、上級救命講習を受ければいちおう話はありますよ。でもあなたは練習をしましたか? 遠回しにそう聞いてみたら、やっぱり実演を見てわかった気になっていただけ。

そういうレベルじゃなくて、いくら簡単そうに見えても実際に体験して体で覚えなきゃ意味がないんですってば。


とにかく私の完全な敗北でした。

世間の認識を正しく理解できていなかった。
話のもって行き方がわからなかった。
社会の中での個人の力の弱さ。

そもそも社会はそれを求めているのか??

根本的な部分にまで立ち返ってわからなくなってきてしまいました。

世の中には、CPRを普及するための市民団体がたくさんあります。
まずはそういったところに習って、社会の中でのCPR普及の在り方とか社会的立場、アプローチの方法を勉強しなくちゃと思っています。

自分が掲げた目標は間違っていないと思いたいです。
そこに辿り着くまでの方法論をこれから勉強していきます。
posted by めっつぇんばーむ at 23:55 | Comment(12) | TrackBack(0) | AHA-BLSインストラクター
この記事へのコメント
こんにちは(^^)お久しぶりです。
ぽちこですが、覚えておられるでしょうか?

今回は、なんだか心が痛い内容だったので思わず書き込みをさせていただきました。

まず自分の話からさせていただきますが、実は私…日本の病院における感染管理教育に関して、今のめっつえんばーむさんみたいに一生懸命になっていた時があるんです。

その頃は、とにかく学会や講演会、勉強会などに参加し、アメリカの某有名講師をお呼びしての講演会や学会にも何度も足を運びました。

どうも日本の医療界は全般的にアメリカ崇拝現象のようなものがあるような気がします。(^^;)

その海外のお客様たちの講演内容は、確かにすばらしいもので、まさに理想的でした。

でも、当時の私が本当に教えてほしかったのは、その理想的な方法を今の日本の病院で実現化するためにはどのようにしていったらいいのですか?と言う事でした。

もちろん、そんな答えを下さる海外からのお客様はどなたもいらっしゃいませんでした。

何でも新しいことを始めるためには、周囲からの様々な反対意見もあり、そんなこと絶対無理〜とはなっから相手にしてくれない上司がいたり…中には心無いことをいう方もいました。

でも、今では院内感染サーベイランスが病院機能評価基準に組み込まれていたり、全国の病院で当たり前のように実施されているでしょう?
その「当たり前」になるまでに10年以上もの月日を費やしました。

途中、何度も何度も挫折して、もうやめようかな?と思ったこともありました。

でも、本来の目的は感染対策を行うことによって人の命を救うことなんです。

人に興味を持ってもらい、それを継続して普及していくことは本当に大変なこと。でも、決してあきらめずに草の根活動を行っていくことが大切。

めっつえんばーむさんがされていることは、決して間違ってなんかいませんよ。

めっつえんばーむさんのファンの一人として陰ながらいつも応援しているので頑張って下さい!!
Posted by ぽちこ at 2008年02月01日 12:51
・・・・・まったく同じようなことで悩んでいます。
ハード面ももちろんですが、いくらAEDが設置されても実際に使える人がそこにいないと何の役にも立たないのです。
わたしも先日、町の商工会まつりでAED設置についての署名活動をした時に同じような反応を受けました。署名の呼びかけと同時にレサシアンとAEDトレーナーを使って体験コーナーを作りましたが、体験コーナーに入って実際にやってくれたのは2人だけ。署名の呼びかけにも、逃げるようにその場から立ち去る子どもの同級生のお母さんを見た時のショック。
夫から、「あなたたちは知識もあって、それがいいことだと思っているから一生懸命になっているけど、世間はそうじゃない。役場の職員だって、いざ目の前で人が倒れたら手が出せるとは思えない。AEDなんて設置してたら使わないといけないから、ないほうがいいと思っている人だっていると思う。あなたたちの考え方と世間の人の考え方は違う。まして長崎は田舎だから。」と言われました。本当にそうなんでしょうか。
わたしは一応「母親クラブ」という青少年の健全育成のためのボランティア団体に所属していて、その活動の一環として、署名活動をやっているので、怪しまれる(?)ことは今はなさそうですが・・・・。
母親クラブの役員さんたちを洗脳(?)して救急講習会を開くところまで、なんとかこぎつけたいと思っています。
Posted by nori_co at 2008年02月01日 13:59
日本人って、ナンダカンダ言っても「肩書き」に弱いです。
あと、認証カードのような「マテリアル」にも。
看護師って肩書きは利用しない手はないけど、
AHAのインストラクターという肩書、
それを利用することはできないでしょうか…。
(PAM、全部読んでないんです、ごめんなさい)

本当はfamily & friendsの日本語版があれば、
もっと手っ取り早く目標(一般市民への普及)に到達できるツールとして
役立てられるのかな…と思うことも。
あれってものすごくよくできているではないですか。


一般市民向け無料もしくは手の届く範囲の有料講習会ってことで開催するには、
今持っている資格を生かすのもいい手段かもしれませんよね。


今ある組織を利用するか、
茨の道を覚悟で新しい道を切り開きつつ突き進むか。

まだまだ新人イントラ候補生だけど、
目指すのはBLSリードイントラではなく、
HSリードインストなんです。
僕が最終目標にしているのはDrやNsへのBLSの普及ではなく
一般市民への普及。
きつい言い方すれば医療従事者への普及は、
自分のインストラクターとしての腕を磨くため、
BLSインストラクターになった。そんな感じですから。

どういうステップで一般市民に普及するか…
だから、これは僕自身にとっても課題なんです…
Posted by バグダッシュ大佐 at 2008年02月01日 14:48
 半年前から定期的にwatchingさせていただいていた、JAAインストです。PAMの内容などとてもよく勉強されているので、興味をもって拝見させていただいておりました。突然、過去ログが表示されなくなり、どうされたのかと思っていました。

 私も、医療従事者から一般市民までいろんなコース開催を企画する立場です。本日のテーマの内容につき、いつも苦労しておりました。悩んだ結果たどりついたのは、「患者さんのために心肺蘇生教育活動をする」という所でした。病院職員にしても、消防にしても、学校にしても、自治体にしても、そこにおられる人々はいろいろな価値観、考え方をお持ちです。何度も投げ出しそうになりましたが、めげずに続けていけば、一人でも多くの患者さんが助かると思い、現在に至っています。

 めっつぇんばーむさんが掲げられた目標は間違っていないと私は思います。悩みのポイントはブログ内容からは推察難しいですが、引き続きがんばっていただければと存じます。
Posted by jasgh at 2008年02月01日 20:57
 お疲れさまです.

 http://www.heartlife-fukui.com

 “命のバトン”のホームページを立ち上げました.目的はまさに,めっつぇんばぅむさんの書かれた通り,日赤や消防,医師会などの手の届かないところを埋める事です.

 医師会の講習で,小児に関する質問がよくあるそうです.でも,そういった講習の指導員はボランティアの医師が中心なので,乳児や小児のCPRを知らない事が多いそうです.また,マネキンもありません.

 幼稚園や保育園などもあたりましたが,みな門前払いでした.ですから,子供NPOやママさんクラブ,子育て支援センターなどで講習を展開出来るように,会を立ち上げました.個人だと難しいんです.

 会を立ち上げておくと,NPOなどの団体も依頼をしたり,他の団体に紹介したりしやすいんだそうです.めっつぇんばぅむさんも,そういった感じで会を立ち上げませんか?NPOである必要はありません.雄志を数人集めて,ある程度書面化した規則を作って活動開始すればOKですよ.頑張りましょう.
Posted by mimimi at 2008年02月01日 21:44
ブログ再開おめでとうございます。
中島みゆきさんの歌でファイト(だったかな?)と言う歌がありました。

闘う君の歌を 闘わないヤツが笑うんだろう ファイト

スーパードクターK(漫画です)も同じような事を言っていました。沢山の人が応援していますから、マイペースで頑張って下さい!
Posted by Kim at 2008年02月01日 23:57
皆さま、温かいコメント、ありがとうございました。

いろいろ凹むことも多かったけど、学ぶことも多かったなと思っています。

形ばかりであっても「組織」で行く方が世の中受けがいいという事実はびっくりでした。
まったく個人であっても、○○会代表○○とした方がなぜかスムーズなんですよね。
だから川島省吾氏も「劇団ひとり」と名乗っているんですかね?(失礼!)

組織名を使いたいのもやまやまなのですが、私がいちばんメインに据えたいと思っている
小児・乳児の心肺蘇生に特化したものを公的に教えようとすると、消防職員以外はほとんど
なれない応急手当指導員とか、日赤の幼児安全法指導員、MFAくらいしかないんですよね。
まあ、AHAのBLSインストラクターとしてAHA-pediatric firstaidコースも教えられることに
なっていますけど、そんなの日本のAHAインストラクターでさえ聞いたこともないような知名度だと思います。

結局のところ、団体に属さないオリジナルコースとして教えることしかできない。

看護師というのは、ある意味ワイルドカード的な身分かもしれませんが、自分自身、ナースって
いう自覚がほとんどないからなぁ。(だってナースらしいことって何にもできませんもん)
現時点では地元消防の応急手当普及員という立場も利用させてもらっているのですが、
これも思うほど効果は見られていません。そもそも消防の講習は消防職員がやるものという
理解が強いようです。実際のところは天下りOBが外郭団体を作ってやっているのが現状なんですけどね。個人が消防から委託されて講習を開くという図式が理解できないみたい。

現時点で考える近道は、皆さんからのアドバイスにもあったとおり、形だけでも組織化することのようですね。これまでまったく興味がなかった組織学、勉強してみます。
Posted by めっつぇんばーむ at 2008年02月02日 02:21
はじめまして
BLSインストをしているてつと申します。
職業は会社員です。もともと日赤の救急法指導員をしていますが、社内のAED設置を契機にAHAとの縁を深め、今日に至っています。

めっつぇんばーむさんの真剣な思いに感激しました。
確かに一般へのBLS普及は大きな課題ですね。

でも「万一の時の対処を知りたい」「AEDが近くに設置されたけどどうしよう」と思っている人はけっこう多いのです。フツーの人はCPRを実施する機会なんて一生に一度あるかないかだし、わざわざどこかに習いにいくのも何だから、と優先順位が低いだけ。

受講側の潜在的ニーズはありますから、あとは「きっかけ」作りが重要だと思います。

「きっかけ」というと何か難しい仕掛けのようですが、要は「縁」ということ。まずは看護師や同じインスト同士でCPRの練習の機会を設け、そこにお友達や知人を招いてはいかがでしょうか。できればお茶とお菓子つき。夜の飲み会つきでもいいかもしれませんね。友達の友達から縁が広がることもあります。
会場はできれば、ご近所の小さな公民館などをを借りてはどうでしょう。練習風景を見た地域の顔役や消防団の人などから、意外な依頼が舞い込むかもしれません。

どなたかが指摘されていたように、私たちは「日赤」だの「消防」だのと権威に弱い面もあり、こうした看板を背負えば普及も楽でしょう。しかしそれ以上に「顔」の見えた縁、個人同士のつながりもけっこう役に立ちます。最初は遠巻きに見ていた周囲の人が「あのー、ちょっと教えてくれませんか」ということもあるかも。

小さなことも継続すれば力になります。
がんばってください! ブログも応援しています(^o^)/


Posted by てつ at 2008年02月02日 13:44
はじめまして、めっつえんばーむ様。
BLSインスト教育実習にやっと入れましたコンバットナースと申します。
静岡県の老人保健施設の看護師で、MFAイントラでもあります。(小児の資格ももってます!)
いつも、こちらを拝見させてもらってます。
普及活動、がんばってますね。
”個人”でやる普及方法に該当するかどうか分かりませんが、私のやっている方法を紹介します。
私の地元は海が近く、夏は、海水浴場が賑わいます。
そこで、地元のライフセーバーの団体の門を2年前に叩き、今日に至ってます。海はこれといって好きではなく、サーフィン等はやらず(新婚旅行で行ったハワイでも、海に一度も入りませんでした(笑))、最初は、ライフセーバーの代表も面食らっていましたが、自分が、ナースで、MFAのイントラで、自分の教えている技術の実際の確認と請われれば、ライフセーバー達への技術的サポートをしたい旨を伝えましたら、快く承諾してくれました。四十路の身では、海でのレスキューは若い衆に任せ、もっぱら救護所の日陰の番人です。昨年は、自転車を購入して、通称”チャリパト”(チャリンコパトロールの略でーす)を救急バッツクを背負い実施しました。
ライフセーバーは、殆んどが学生で、レスキューとCPRの技術は、すばらしいものをもっているのですが、皆一様に共通の不安感を抱いていました。
それは、”実際のとき、ほんとにうまくできるかなー?”と言う不安感でした。その不安感を少なくしてあげるのが私の役目でした。”今の対応で良かったですかね?””うん、良かったよ!もう少しうまくやりたいなら、こうしてみてもいいし、こうやってもいいね!”と言う感じのやりとりです。成人教育手法の自分自身の実践と技術的なアドバイスですね。
ですので、応急救護とか心肺蘇生法とかのまるっきり下地がないところから普及活動に入るよりも、こうゆうところから(その技術を必要としている人達に)啓蒙普及していく方法はいかがでしょうか?
MFAのイントラをしていると殆んどが、一般の方です。
大枚をはたいてでも講習を受けたいですという人達です。スポーツインストラクターは熱心ですね!頭が下がりますよ!まずは、見向きもしない人達を向かせるより、前出のてつさんのお言葉の様に、顔も気持ちも向いてるのに、”きっかけ”が無い人達に機会を提供してあげるのも良いのではないでしょうか?
夜勤明けで、ポイントがずれている内容かもしれませんがすいません。
また、寄らせてもらいますので、よろしくお願いします!
Posted by コンバットナース at 2008年02月02日 15:56
ぽちこさん、ご自身の体験談ありがとうございます。
感染について、いまはあたりまえと思ってしまいますが、やはりそういう時代を経て今があるんですね。励みになりました!(ところで救急救命士国試受験、どうされました??)

先輩としてnori_coさんの活動、参考にさせてもらおうと思っています。nori_coさんの体験からもやっぱり組織というのが重要なんですね。

バグダッシュ大佐さん、応援ありがとうございます。
大佐さんも熱い思いをお持ちの方ですもんね。
市民向け講習という点では、大佐さんと同じような考えでいます。
ハートセイバーコースって、募集をかけても人が集まりが悪く、
あまり開催されないのが現状みたいです。
値段のこともあるし、市民を対象とする以上HCPと同じ集客方法じゃ
無理があるってことですよね。大佐さん、なにかアイデアありますか?
もし大佐さんの方で具体的なHSコース開催の企画がありましたら、ぜひご連絡下さいね。マネキン持参で手伝いに行きますので。

jasghさん、はじめまして。AHAの枠にとらわれずに多方面で
活動されているんですね! 励みになります。自分でなにをどうしたいのか
いまいち整理し切れていない部分もあるのですが、皆さんからのコメントで
ちょっと明かりが見えてきたので、気を取り直して行きたいと思います。

mimimiさんの活動は、まさに私が目指しているところだと思っています。
会の立ち上げ、そうするつもりです。なにをもって「会」なのか、それからして
実はよくわかっていないのですが、コアメンバーを確定して、規約っぽいものを
書面化するというところからなんでしょうか? とりあえず動き出しました。

kimさんも、ホントにありがとうございます。
中島みゆきの「ファイト」、高校生くらいのときだったかなぁ。
言われてみればまさにそんな感じがしてきました。
私とすれば反対される理由はなんにもない気がするんだけど、なぜか反対っぽい圧力を感じて、それがなぜなのかはっきりしないモヤモヤ感。
あの歌の気持ちに合うかも。。

てつさん、貴重な立場からのアドバイス、ありがとうございました。
「わざわざどこかに習いにいくのも何だから、」
そう、そこなんですよね。みんな消防がやっているから十分だっていうけど、消防の訓練センターは私の住んでいるところからはかなり遠いです。だから、地域の人があつまるここ(コミュニティーセンター)で気軽な感じでやりたいと言ったら、消防も呼べばきてくれますよ、って言われちゃいました。じゃあ、誰が呼ぶんですか? 数十人受講生を集めなければ来てくれませんよ、と思うんです。講習の機会は多ければ多いほどいいわけで、私がやらなくてもいいという理由にはなっていない。

てつさんがおっしゃるようにお茶とおかし付きっていいですね(^^)
きっちりとした講習というよりは、床に座ってなんとなく喋りながら、乳児人形を抱きかかえつつ、なんて気軽なものをイメージしています。専門家から教えを請うというようなスタイルじゃなくて、一緒に勉強するみたいなスタンス。そんな気軽な感じなら、きっと受講してくれた人も、友達とか知り合いに気軽に広めてくれるんじゃないかな。専門家じゃないと教えられないという風潮をなくしたい、そんなことも考えてます。

コンバットナースさん、はじめまして。
どこだか忘れてしまったのですが、同じハンドルネームの方を以前、よくお見かけしていたような気がします。同じ方かなぁ、、、
コンバットナースさんも、ご自分で道を切り開いてこられたんですね。「その不安感を少なくしてあげるのが私の役目でした。」こういうスタイルもあるのかと、ちょっと目から鱗でした。もう少し視野を広くして、地域の活動とニーズを把握していく必要を感じました。うちの近くで、活動している方を探すのが近道かも知れませんね。アドバイスありがとうございます!
Posted by めっつぇんばーむ at 2008年02月03日 01:54
こんにちは、めっつぇんばーむ様。
コンバットナースです。アドバイスだなんてとてもとても・・・。どこかで話しのネタにでも使ってください。
今は、実際に水没等のCPAがあった場合の、ライフセーバー(主に学生ですね)のアフターショック対策の具体案を考えてます。幸い、MFAにアフターショックプログラムがあり、それを元に考えてます。
まだ、ここ20年程、シーズン中に死亡事故は幸いありません(飲酒などによる意識不明などはありますが)。実際にCPRをしたときの感触、手触りなど言葉に言い尽くせないようなショックをいくら厳しい訓練をうけていようと人間ならば受けると思います(ましてはじめてならば)。9・11の時の救助関係者たちがそうでしたよね。
私も仕事で、1年で平均4人ほどCPRをやります。老人保健施設では、CPAはもとより疾患も、治療はしないので、外部病院に救急搬送をします。そのまんまBLSコースの流れですよ。(AEDはないですが・・)
もう、慣れてしまってアフターショックもないですが
、変な時に思い出してしまう時があります。こんな私でさえそうなのですから・・・・。
このことは、医療従事者相手では、話題にもならない話だと思いますが、市民レベルでは切実な問題提起だと思います。(この辺のところに、市民が参加しやすい環境作り、講習つくりの鍵が潜んでいるようなきがします。)
めっつぇんばーむさんの方でも何か、アフターショック対策に取り組んでいる方のお話しがありましたら、ぜひ、お聞かせ下さい。よろしくお願いします。
話しは変わりますが、確かに、前にこのハンドルネームで、”救命スクール”と”民間救急サービス”の会社のサイトに入り浸ってました。(民救の方は、今でも入り浸ってます!)
AHAの方は、新米なので今後ともよろしくお願いします。
Posted by コンバットナース at 2008年02月03日 11:00
はじめまして。
私は特に医療関係というわけではありませんが
BLSに興味があり、勉強しています。
先日はMFAも受講しました。

やはり皆様がおっしゃる通り、日本では一般の人に対してのCPR講習が進んでないように思えます。
誰かが道で倒れていても野次馬にしかならない人が多くかと思います。
一般の人にとっては倒れても今何をすればよいかがわからなかったり、悪化させたらなんて心配もあると思います、だからこそ今日本にはCPR講習が必要なのだと思っています。

私も以前電車で倒れた人がいて、その時になにもできなかった体験がBLSを勉強しようと思ったきっかけですし。
「きっかけ」とはすごく難しいと思います。
世間の人には身近にありえる状況だと理解できていない人が多いと思うので、そういう考えを少しずつ変えられるといいですね。応援しています!
Posted by たにー at 2008年02月04日 17:07
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