そんな日本各地から集まった受講生の方たちからいろいろな話を聞くのも講習の楽しみなのですが、なにより驚いたのはAEDの普及が地域によってほんとマチマチだということ。
首都圏に生活する私にとっては、鉄道の駅には必ずAEDが設置されているし、デパートや展示ホールでも無い方が少ないくらいに普及していると思っていましたが、全国レベルでは必ずしもそういうわけではないのだと認識を新たにされました。
これって日本国内でも地域によって救命率に大きな格差ができてしまっているということでもあると思うのですが、残念ながらそれが現実のようです。
仙台 楽天スタジアムのAED
話は変わりますが、AEDの普及ということで、友人が携帯メールで送ってくれた写真を紹介したいと思います。これは仙台楽天イーグルスのホーム球場に配備されているAEDだそうです。
楽天スタジアムのAEDが画期的なのは、液晶モニターでAEDの使い方ビデオをエンドレスで流している点。
これって普及教育としては効果大ですよね。こんなアイデアがあったのかと驚きました。
コストはそれなりにかかっているとは思いますが、楽天スタジアム管理者の意識の高さには脱帽です。
新聞報道によると、楽天スタジアムの職員はAHAのハートセイバーAEDの講習を受けているようです。立派です!
ちなみに流れているAED+CPRのビデオは J-PULSE (厚生労働科学研究 院外心停止対策研究班)が作成しているビデオ教材。(ウェブで無料で視聴できます)
J-PULSE は LANCET論文 以前から、人工呼吸を省略した胸骨圧迫のみのCPRを提唱している先進的な団体。これがまたいいですね。きわめて実践的だと思います。なんといっても市民にとっては口対口の人工呼吸がCPR着手の大きな要因になっていますから。
AEDの普及は各自治体や企業任せになっているというのが日本の現状。最近では助成金をつけるとかそんな話も出てきているようですが、国家レベルでもうちょっと力を入れてもいいんじゃないのかなという気がします。
ガイドライン2000バージョンAEDと2005バージョンの混在で政府としては失態をやらかしていますから、次回のガイドライン2010では、それなりの対応がされるのを期待したいのですが、どうでしょう?







福井は公共施設に置けるAED設置率トップを誇っていますが,現実は最低ランクです.福井市内は全ての小,中,高校にありますが,体育教官室のダンボール箱の中にあったり,体育館倉庫の跳び箱の中にあったり...
誰からも見えて,誰でも手に取れる場所に設置するように要請しましたが,いたずら,盗難を恐れて聞き入れてもらえませんでした.壁などに設置する箱で,開けると警報が鳴るのがありますね.それを使えばいいと言ったら,そんなものを買う予算はないそうです.
福井県は原発や競輪,競艇がありますので税収が裕福でAEDをたくさん買ってもらえましたが,人の心はまだまだのようです.
警報付きケース、確かに高い値段で販売設置されています。要は金額の問題で、AEDがもっと安くなればケースとの抱き合わせでもいけますよね。アメリカの$1000AEDなんて話もありますが、日本にくるとどうしてこうも高くなってしまうんでしょうね。医療材料や医療器具の値段の高さはほんと驚くばかりです。東急ハンズで5円くらいで売っていそうなスクリューが数万円ですからね。この辺の事情になるともう複雑すぎて私にはとても理解できない世界です。ただAEDが医療器具というよりは消火器のような日常品のような扱いになればまた変わってくるんでしょうかね。