一時は一般発売ではなく、トレーニングセンターを通してでないと買えないなんてウワサも聞きましたが、きちんとISBNコードもついて amazon.co.jp でも買えるようなので一安心。
AHA BLSヘルスケアプロバイダーインストラクターパッケージ
―AHAガイドライン2005準拠 (大型本)
American Heart Association
中山書店(ISBN:978-4-521-67851-1)
24,150円(税込)
AHAガイドライン0005準拠の一次救命処置(BLS)の指導者向けマニュアル。プロバイダーマニュアル、インストラクターマニュアル、DVD、ポスターセットを含む。
中山書店(ISBN:978-4-521-67851-1)
24,150円(税込)
AHAガイドライン0005準拠の一次救命処置(BLS)の指導者向けマニュアル。プロバイダーマニュアル、インストラクターマニュアル、DVD、ポスターセットを含む。
2003年にはじまった日本でのAHA教育の中でも、インストラクター向けマニュアルが日本語化されたというのは初めての快挙です。英語の壁が取っ払われて垣根が低くなったのは喜ばしいことです。
が、残念なのはその値段。
24,150円
英語の先にあった壁は「お金」だったんですね(笑)
英語版 "Instructor's Package : BLSfor Healthcare Providers" の日本での定価は12.600。日本語版にはないAHA純正(?)ストップウォッチ付きでこの値段ですからね。ちなみにアメリカのとある通販サイトでは$80.00でした。
私的には日本語化されたDVDだけほしいのですが、今のところ中山書店では販売の予定はないとか。ガイドライン2000のときは単体売りがあったのにね。
24,150円を払う気はないけど、DVDは欲しい!
なんだかもどかしいです。
当たり前だけど、マニュアルもDVDも英語からすると、とってもわかりやすい。
多少、値段は高いですが、うちのサイトでは購入者には補助が少しありましたよ。
私は今のところパスです。
リードインストラクターにでもなって、自分ひとりでコースを開けるようになったらDVDは欲しいと思ってますが、その頃にはDVDの単体発売もされているかもしれませんし(^^)
補助なんてあるんですね。いいなぁ〜
この値段でも買うと言う人だけにインストラクターになって欲しいと言う事なのかもしれませんね。
もちろん私は買いましたよ!
(7月7・8日 ACLSコースにタスク参加してきましたから)読めない英語版よりは使えますが、やっぱり値段が高いと思います。でも、最近はインストラクターの質の面でも頭が痛いことが続いてますので、Kimさんがおっしゃるようにこの値段で買って、ちゃんと勉強する人にインストになってほしいのかもしれません。
わたしは、最近はJPTECと両方参加しているのでコースに参加する回数は確実に減っていますが、それでも3ヶ月とは開けずにBLSコースに参加しています。それなのに、最近インストになった人たちの中には名前と顔が一致しない人が数名います。長崎の場合、県北地区と離島はそれぞれにCCがいて、コースを開くことが多いのですが(同じ日に2地区開催なんて事もよくあります)、それにしても顔がわからないということはコースにタスク参加していないということだと思うんですよ。インストになるからには裏方の仕事や会場の準備や片づけ、マネキンクリーニングなどはできないといけないと思うんです。
肩書きだけが欲しいとか、自分の病院の中でやってるからというのはちょっと違うんじゃないかな? 創世記からいるリードインスト兼事務長の救急救命士さんが嘆いていました。誰でも彼でもインストになれるわけじゃないんですよ。コースにかける情熱とかひたむきさが感じられません。わたしがrespectする離島にお住まいの看護師さんはほとんど毎月、場合によっては毎週のようにコースでお会いします。彼女のようにしてくれとは言いませんが、せめて2〜3回のコース開催に1回くらいは長崎であるコースにでてきて欲しいです。わたしたちが県北地区に行くのも離島地区に行くのももちろんいいんですよ。でも、申し訳ないけどやはり勉強しに来て欲しいんです。どうしてもいつものメンバーだけではなあなあになってしまいがちですよね。厳しいようですが、先輩のインストがどんなインストラクションをしているのか、裏方の仕事とか、コース準備は、物品管理はどうなのか、きちんと知ってもらいたい。
はっきり言っていつも準備に来るのも、最後の最後まで残って片づけをするのも結局創世記からいたメンバーなんですよ。インストの数が増えたっていつもコースにでてくるのは同じ顔ぶればかり。それってなんかおかしくないですか?
・・・すいません。つい熱くなってしまいました。
どこでも同じ問題を抱えていますよ。私の所属する所でも、前日の準備に来ているのは遠くのインスト、そしていつも同じ顔です。私は最近インスト能力もないのにリードにして頂いたのですが、コース運営って大変です。毎分同じ様な事をしているのに、、、何ヶ月も前から色々準備して、コース終わった後も報告書作らないといけないし、他にも私が未だ関わった事がない仕事がありそうですし、、、、
仕事を分担して分かってもらうしかないのかも知れませんが、、、、病院でも同じだと思いますよ。病院を建てたばかりの時に頑張った人、後から入って来た人、、、、意気込みは違いますよね。
さてインストマニュアルの値段の件、とあるルートからの話では監修者は一切の無報酬だとか。翻訳しているのは出版社が立てたトランスレーターだとは思いますけど、AHAに入るパテント分と出版社の分、内訳はなんだかナゾな感じです。本自体の翻訳は他のマニュアルに比べればたいした手間じゃないでしょうけど、DVDにお金がかかってるのかなと思いました。DVDも以前からも試作版なり海賊版なりいろいろあったので、その辺のノウハウを集めればもうちょっと値段を抑えられたのかなという気もするのですが、今回の経緯はよく分からないです。
nori_coさん、Kimさんのコースにかける熱い思い伝わってきました。私自身、あちこちの団体のいろんなコースに顔を出していますが、そこでお会いするのはだいたいいつも同じ顔ぶれ。やる気に溢れている人は自分の時間を削ってあらゆる活動に力を注いでいるんですよね。
AHAに関して言えば、これまでは極限られた選ばれた人しかインストラクターになれなかったかもしれません。でもたぶんそういう雰囲気は今後はどんどん薄くなっていくと思います。それは一見悪いことのようにも思えますが、別の言い方をすれば心肺蘇生インストラクターの大衆化。今みたいにCPRを教える立場というのが特殊なものではなく、例えば医療者にとってはごく当たり前のことになりつつあるのではないか、つまり裾野の広がりと捉えることもできるのではないかと思っています。
蘇生技術を広めたいという熱意はとっても重要なことだと思いますが、今のあちこちのコースで掛け持ちインストをされている皆さんは無理しすぎというきらいもありません? もっと自然体で誰もが活動できるようになるには絶対的な人数が必要だし、そうなるとムラが出てくるのは当然の結果。地域の為にと思って公式コースにいつも参加する人がいる傍ら、自分の病院で蘇生教育をするためのノウハウ集めに来ている人がいてもおかしくはないし、、、、
たぶん質の変容を迎えている時期なんじゃないですかね。私はそんな風に思いました。