スマートフォン専用ページを表示
AHA-BLSインストラクター日記
〜 心肺蘇生教育最前線
アメリカ心臓協会(AHA)の一次救命処置(BLS)インストラクターの視点で見た救急心肺蘇生事情最前線。ガイドライン2015、激動する蘇生教育の今を綴っています。AHAインストラクターになる方法、他。
<<
BLSインストラクターマニュアル日本語版の三つ穴問題―まさかの打開策
|
TOP
|
ITOインストラクター
>>
2007年06月13日
「8歳未満の子どもにはAEDは使えない」!?
「8歳未満の子どもにはAEDは使えない」
そんな誤った新聞報道がなされていたことが明らかになりました。
問題の新聞記事は2007年6月12日付けの毎日新聞記事で、
『北教組:AEDの「一方的導入」に反対』
というタイトル。
詳細は姉妹ブログに載せましたので、ご覧下さい。
『AEDに関する不適切な報道―毎日新聞』
posted by めっつぇんばーむ at 19:39 |
Comment(7)
|
TrackBack(0)
|
AHA-BLSインストラクター
この記事へのコメント
姉妹ブログにコメントさせてもらいました。
勉強不足で日本で正式に8歳未満の小児に認められていたかどうか忘れていました(^.^)。復習になって良かったです。
Posted by Kim at 2007年06月15日 11:36
kimさん、いつもコメントありがとうございます。
今回の話は、AHA関連の人だけではなく、もっといろんな人に読んでほしいと思ったので、あちらの方に書かせてもらいました。
今後は蘇生教育関係の深い(?)話はこちら、一般的な話はあっちというようにかきわけしていきたいと思っています。ややこしくてゴメンナサイ!
Posted by めっつぇんばーむ at 2007年06月16日 17:50
こんばんは!はじめまして。わかなと申します!インストさんのブログだと思うと非常に申し訳ないんですが、今回の話題には関係ないのですが、レベル低いご質問させていただきたいんです!わたくし2年前に前のバージョンのBLSコースを受講したのですが、ちょうど今年で期限がきれるので7月に2005年バージョンを受講します。それで勉強していて、実は頭が混乱しています・・・異物除去の場合以前は意識がなくなった成人、小児も異物が除去されて有効な人工呼吸が行われるまで5回腹部突き上げ法して口の中見て気道確保して人工呼吸してみて・・・を繰り返していたと思うのですが、2005はそんな風には書いてなくてあいまいにされているような感じで、どのように受け取ったらいいかわからないのですが、どういう風に理解したらよろしいのでしょうか?それと、AEDのところで、1回ショックを与えたらCPRすると書いているんですが、確かAEDは1回ショックを与えたらすぐに解析して2回目のショックをするかしないか判断するようになっていたと思うのですが・・・AEDも新しいガイドラインの物になっているのでしょうか??長い書き込みで申し訳ありません・・・
Posted by わかな at 2007年06月16日 20:27
わかなさん、はじめまして。コメントありがとうございました。どうぞ気後れすることなくお気軽に書き込み下さいね。さてガイドライン2005に関してですが、おっしゃるとおりAEDと気道異物のあたりはだいぶ大きく変りました。
気道異物は意識下では腹部突き上げ法ですが、意識がなくなった場合は即CPRに切り換えます。無意識下での腹部突き上げは行なわないことになりました。ふつうのCPRと違う点は、人工呼吸の前に口腔内を覗いて異物がないかを確認するという点。異物が見えれば手で掻出しますが、見えない場合は決して手を入れてはいけません。(これかなり重要なポイントです)
AEDに関しては器械の仕様も変わって、G2005対応機では1ショック後はCPRを行なうように指示が出ます。約2分後にアナウンスがあって心電図解析、その結果で必要ならまた1回ショックを与えるという感じです。実際に町中に配備されているAEDはガイドライン2000の旧版が大半というのが現状ですので、実際の使用時はそれぞれのAEDのアナウンスに従うというのが原則になってます。
おおざっぱな説明になりましたが、なんとなく伝わりましたでしょうか?
もしよろしければまた具体的にご質問くださいね。
Posted by めっつぇんばーむ at 2007年06月16日 20:46
わかなさんはすごいですね。2000の知識が完璧ですね!
2005コースを受講したらすっきりするはずです!2000が間違いと言う訳でもないですし、2000を知っていて2005を受けたら、2005ガイドラインの重要な点がすご〜く分かると思います。
是非インストも目指して頑張って下さい!
Posted by Kim at 2007年06月18日 11:21
めっつぇんばーむさん、どうもありがとうございました!!!とってもご丁寧に書き込んでいただいてうれしいです!!!すっかり疑問も解決しました☆そしてKimさん、ありがとうございます!とても完璧ではないですが頑張ります^^私は臨床工学技士なので以前受講したときは工学技士さんが受けるなんてめずらしいねって言われて少し気後れしちゃったんですが救急に興味があるのでインストにも挑戦したいですし、ACLSも受講したいなぁと思っています^^またお邪魔させていただきますので、若輩者ですがよろしくお願いいたしますm(__)m
Posted by わかな at 2007年06月20日 11:06
わかなさんはCEさんだったんですね。BLSのキモであるAEDに関する専門家、でもありますよね。私が勤務する病院でも臨床工学技士さん(女性です)でとても熱心な方がいて、院内BLS講習の中心的なインストラクターとして活躍しています。AHAインストラクターの中にも技士さんもいますし、AEDメーカーの社員さんでインストラクターをされている、なんて方も。。。
この分野では技士さんが力を発揮する場面も多々あるはずですので、今後の活躍、期待しています。また気軽に書き込み下さいね。
Posted by めっつぇんばーむ at 2007年06月20日 19:57
コメントを書く
お名前:
メールアドレス:
ホームページアドレス:
コメント: [必須入力]
認証コード: [必須入力]
※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバック
最近の記事
(07/17)
メンテナンス
(06/18)
最近更新していませんが、、、
(12/05)
AHAの電子書籍をおすすめしない理由
(08/21)
間違いだらけの AHAインストラクター Youtuber 動画
(08/12)
AEDの小児パッドは、「8歳未満」じゃないですよ?
(12/14)
学校安全としての救命講習をどうにかしなくちゃいけない
(10/14)
eCard 印刷加工のコツ その1 印刷サイズ
(10/02)
子どもが倒れた! 学校の先生は傍観者でいいんですか?
(09/16)
応急救護、責任を問われる人と問われない人
(01/01)
ACLS受講にBLS資格が必須であるとの迷信を解く
RDF Site Summary
RSS 2.0
Seesaa
ブログ
×
この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。
勉強不足で日本で正式に8歳未満の小児に認められていたかどうか忘れていました(^.^)。復習になって良かったです。
今回の話は、AHA関連の人だけではなく、もっといろんな人に読んでほしいと思ったので、あちらの方に書かせてもらいました。
今後は蘇生教育関係の深い(?)話はこちら、一般的な話はあっちというようにかきわけしていきたいと思っています。ややこしくてゴメンナサイ!
気道異物は意識下では腹部突き上げ法ですが、意識がなくなった場合は即CPRに切り換えます。無意識下での腹部突き上げは行なわないことになりました。ふつうのCPRと違う点は、人工呼吸の前に口腔内を覗いて異物がないかを確認するという点。異物が見えれば手で掻出しますが、見えない場合は決して手を入れてはいけません。(これかなり重要なポイントです)
AEDに関しては器械の仕様も変わって、G2005対応機では1ショック後はCPRを行なうように指示が出ます。約2分後にアナウンスがあって心電図解析、その結果で必要ならまた1回ショックを与えるという感じです。実際に町中に配備されているAEDはガイドライン2000の旧版が大半というのが現状ですので、実際の使用時はそれぞれのAEDのアナウンスに従うというのが原則になってます。
おおざっぱな説明になりましたが、なんとなく伝わりましたでしょうか?
もしよろしければまた具体的にご質問くださいね。
2005コースを受講したらすっきりするはずです!2000が間違いと言う訳でもないですし、2000を知っていて2005を受けたら、2005ガイドラインの重要な点がすご〜く分かると思います。
是非インストも目指して頑張って下さい!
この分野では技士さんが力を発揮する場面も多々あるはずですので、今後の活躍、期待しています。また気軽に書き込み下さいね。