アメリカ心臓協会(AHA)が発行するコース修了カード。
アメリカ本国では有効期限内のこのカードを持っていないと就けない職種がたくさんあるんだとか。医療関係者はもちろん、警備員や保育士、ツアーコンダクター、水泳の監視員などなど。
カードの有効期限はハートセイバーもヘルスケアプロバイダーもACLSプロバイダーもみんな2年。だから必要な人は2年おきにコースを受け直す、もしくはリニューアル・コースを受講してせっせとカードを更新しています。
そのため、アメリカでは新規コースよりリニューアルコースの方が需要が高くてコース開催数も圧倒的に多いんだそうです。
あいにく日本ではリニューアル・コースはほとんど開催されていません。まあ、日本でAHAコースがはじまってまだ4年ほど。日本導入当初は受講生もかなり限られていたので、さほど問題なかったと思いますが、そろそろ日本でもカード更新、という人が増えてきているんじゃないでしょうか。
かくゆう私も最初に取ったBLS for Healthcare Providerカードはとっくに有効期限が切れてしまいました。そこで去年の夏頃にもう一度最初からヘルスケアプロバイダーコースを受講して新しいカードをもらいました。
そのときはふつうに昔と同じ体裁だったのですが、つい最近届いたHeartsaver AEDのカードは違いました。(実はハートセイバーも2枚目です)
それがこんな感じ。
"
どこが違うかちょっとわかりにくいかもしれませんが、ウラを見ると一目瞭然。
PEEL HEREと書かれたところから→に添って剥がすと、こんな感じになってます。
そう、新しいデザインのハートセイバーカードは折り畳み式なんですね。
裏に書いてあることといえば、チェーン・オブ・サバイバルのイラストとAHAのウェブサイトと電話番号など。
いま手元にある新カードはハートセイバーのものだけなので、他がおんなじデザインなのか、それとも対象毎に役立つ情報が載せられているのかは不明です。
AHAの認定カードは、きれいにパウチして持ち歩いているという人も多かようですが、今後はちょっと難しそうですね。まあ、アメリカのAHAの電話番号なんて書いてあっても日本では意味はないので、カードを大事にしたい人はパウチしちゃってもいいのかも知れません。カードに印字されている自分の名前やトレーニングサイト名、インストラクター名なんかは、インクジェットプリンタで書かれているのがほとんどですから、水に濡れると字が霞むというか流れちゃうんですよね。
日本では職業的にCPRコース受講証明書が必要な職種はほとんどありませんからまだいいのかも知れませんが、今後はどうなっていくんでしょうね。
2007年04月22日
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このまえもらったHeartsaverが二つ折りだったものだから、他のカードも全部変ったのかと思いきや、もしかしたらHeartsaverだけなんですかね?
2006年以降、HCPプロバイダとBLSインストラクターカードを手にしていますが、どちらも従来のシールで重ね合わせるタイプ。
いずれにしても、うっすらと透かしが入っていたりいなかったり、マイナーチェンジはあるみたいですね。
トレードマークに関するアドバイス、ありがとうございました。PAMを確認の上、近いうちに修正を入れます。
これからも頑張って下さい。
近いうちにハートセイバー・ファーストエイド(HS-FA)を、受講生として受けてくるつもりでいます。これについてはうちのサイトでは誰も受けたことがないので、今後サイトで開講できるように土台作りができたら、なんてことも僭越ながら考えたりしています。
日本ACLS協会では、HS-AEDコースはたまに開いているようですが、HS-FAはやらないんでしょうかね? アメリカではいちばん需要が多いコースだなんて言いますけど、kimさん何かご存じですか?