2月14日リリースの BLSプロバイダーコースG2015【日本語版】DVD 、一足先に送っていただきました。
所感を少々。
英語版DVDでコース開催していても、口語で翻訳が難しかった冒頭の Providers Story の部分、正式吹替版を見てみて、ああ、こういうニュアンスだったのね、とスッキリ。
ただ、あまりに息せき切ったような発声に少々違和感を感じました。
洋画の吹き替えって、どうしてもアニメっぽくなっちゃうんですよね。
せっかっくいい話をしているのに、そこが軽い感じになってしまうのが残念。
今週予定しているBLSプロバイダーコースから日本語DVDをメインで使っていこうと思いますが、Provider Story の部分や Life is Why の部分は、引き続き英語版でいこうかなと思っています。
今回のG2015-BLSプロバイダーコースDVDは、中の構成が、病院内設定(in Facility Provider:IFP)と病院外設定(Prehospital Provider:PHP)に別れたパラレルな2部構成になっています。
日本語版DVDのすべてはまだ見れていませんが、現時点、気になったのは、プレホスピタルの乳児BLS部分。
ここで、育休中のナース・プラクティショナー(Nurse Practitioner:診療看護師)が自宅で赤ちゃんが心停止になってCPRを開始、救急隊に引き継ぐ場面があるのですが、日本語版DVDでは、ナース・プラクティショナーが単なる「看護師」として翻訳されているんです。
2年前の10月から、日本でも看護師の特定行為研修が公式にスタートしましたし、それ以前から大分や東京、宮城などで日本版ナース・プラクティショナーの育成が始まり。JNPとして認知されてきています。
そんな時代なのに、ナース・プラクティショナーを区別せずに、単なる看護師に置き換えて訳してしまうあたり、ナースの私としてはすごく気になります。
コースの進行そのものにはなんにも関係ない、どうでもいいところなのですが、ちょっとこだわりたいなと思った部分です。
英語版DVDを持っている方は、この部分、見比べてみて下さい。
きっとこの女性の迅速な対応を見て受ける印象がちょっと違うと思います。
今後、このG2015日本語DVDを使ったコース開催が標準になっていくはずですが、オリジナルの英語版でしかわからないような微妙なニュアンスの部分も必要に応じて伝えられるようなインストラクターで有りたいと思っています。
2017年02月11日
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