AHA Instructor Networkにログインすると、2015 Interim Toolということで、ガイドライン2015にモディファイドされたBLSのスキルチェックリストがダウンロードできます。
これでG2015コースが堂々と開催できる!
と浮足立った方、いませんか?(笑)
これが出たからといって、明日からG2015暫定コースを開催できるわけじゃありません。
詳しくはAHA Instructor Network内にアップされているコンテンツをじっくり読んでほしいのですが、公式なAHAサイエンスアップデートを受けていることが前提条件になっています。
で、そのアップデートは2月15日までにインストラクター全員が受けろって書いてあるんですよね。
でも、日本でAHA公式サイエンスアップデート・ミーティングが開かれるのは3月6日(東京)だし、、、、
たぶん、2月15日までという期限は、米国内のインストラクターだけなんでしょうね。
で、そもそも全員が全員、正式なアップデートに参加できるわけもないし、オンラインでのアップデートとかそのうち出ると思うんですが、12月頃なのかな。
いずれにしても、これらは英語の世界の話で、日本語教材が出るのもっと遅いですから、まだしばらくは純粋なG2010コースでいいんだと思います。
写真のスキルチェックシートはBLSヘルスケアプロバイダーコースとPEARSプロバイダーコースのものですが、他にもPALSとかACLSのも出てますし、レッスンマップの改変点やプロバイダーマニュアルの正誤表などもアップロードされています。(あと、TCCにしか公開されていませんが、筆記試験も変更されたようです。)
BLS-HCP 2015 Interimスキルチェックで変わったところは、
1.反応確認の後、すぐに叫んで通報+AED手配
2.呼吸と脈を同時確認(5秒以上10秒以内)
3.30回の胸骨圧迫が15秒〜18秒
4.15回の胸骨圧迫が7〜9秒
くらいです。
(成人の)胸骨圧迫の深さは、「少なくとも5センチ」のままで、6センチという上限は盛り込まれませんでした。さすがにスキルチェックするインストラクターの方で判断できないと思ったんでしょうね(笑)
さて、今回のガイドライン2015暫定コースについて、皆さん、所属のITCからはどんな通達が来ていますか?
はっきりとした日本向け情報はないもんだから、どこも判断しかねて静観してるところなんでしょうかね?
なにか有力な情報があったら、ひっそりと教えてほしいです。