G2010版BLSヘルスケアプロバイダー受講者マニュアルの日本語訳がおかしいんじゃないかという指摘を以前に書いたかと思いますが、その問い合わせの返答がAHAから届きました。
で、やっぱり誤訳、ということで晴れて訂正。
今週中には、AHA ECC公式日本語サイト で公示されるそうです。
その誤訳とはなにかというと、いわゆる人工呼吸を示す"give breaths"というフレーズを「補助呼吸」と訳出していた点。
それでいて「呼吸なし、脈あり」の時の特殊な人工呼吸"rescue breathing"のことも「補助呼吸」と訳していて、英語ではきっちりと区別されている両者が日本語版では同一視されてしまうという問題。
AHAとして公式に間違いを認めた形になりますが、テキストが改定されるのか、それとも正誤表がつけられるだけで終わるのかはわかりません。
取り急ぎ、速報としまして。
2012年06月21日
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それに対して日本語はどうあるべきかという議論があったような…
g2010の今回はすべて日本語がすべて補助呼吸にもかかわらず、英語では表現は替えていると…
なんか10年間にわたってちぐはぐですね…(爆)
国内登録で日本のITCから発行されるカードと
AMR登録でアメリカのTCから発行されるカード
のデザインは全く同じものですか?
また、カードデザインはG2010から変更になったのですか?
jojoさん、カードデザインはいちおうG2010に合わせて改定されたようです。インストラクターカードのデザインも変わってます。
アメリカ本国のトレーニングセンターから発行されるカードも日本のITCカードもまったく同じものです。
例外は、MTNと呼ばれる米軍基地内で発行されるAHAコースの修了カード。AHAのロゴのほかにMTNのロゴも入っていて、ちょっと違うデザインになってます。一見すると別物っぽいですが、等価であることが規定されています。