これでAHA-BLSコースは日本からおさらば!? と思いきや、その概要を見てがっかり。
BLSコースの認定基準
1.実技を中心としたコースで、コース時間を90分以上確保する。
2.1グループ6名以下を標準とする。
3.認定コースディレクターがコースディレクターとなり、コースの質を保証する。
4.各ブースに1名以上の認定インストラクターがつき、各ブースの質を保証する。
5.コース内容は、日本版ガイドラインの内容に準拠する。
この認定BLSコース、ICLSの認定コースディレクター、つまり医師免許を持った人しか開催できないんです。
こんなんでマジメに普及させるつもりでいるとしたら、ちゃんちゃらおかしい。
日本版ガイドラインを作ってしまった以上、体面的にBLS制度を作ったはいいけど、その後、テストコース以外開催したって話は聞かないし、開催されることも期待してないんじゃないかと本気で思ってしまいます。
やっぱり各方面からそんな声が大きかったのでしょうか?
本日、認定BLSコースのあり方に関するアンケートが回ってきました。
アンケートの設問を見ると、認定ディレクター(医師)だけではなく、ICLS認定インストラクターなら誰でも認定BLSコースを開催させる方向性も検討されていることが伺えます。
BLSなんて普及させてなんぼのもんで、医師免許保持者でないと質の管理ができないなんてどんな石アタマなんでしょう?
医師なんかより救命士の方がよっぽど経験も長けているでしょうに。
そして、なにより人口が多くマンパワーがあるのは看護師。
救命士と看護師を活用しない限り、AHA-BLSに取って代わる日本救急医学会認定BLSの普及はあり得ません。
皆さんはどう考えるでしょうか?
ICLS認定インストラクター資格をお持ちの方は、下記のアンケートフォームから意見をぜひお願いします。
http://my.formman.com/form/pc/a8p5GA40TOWY5lNb/
みんなで救急医学会認定BLSを使える制度にしていきましょう。
アンケート締め切りは1月13日だそうです。