私が所属しているAmerican Medical Response, Hawaii AHAトレーニングセンターでは、インストラクター資格の更新については、PAMでいうところの選択肢2の方法を採用しています。
そのため、更新の度に新規受講者に混じってインストラクターコースを再受講することになります。
今回のインストラクターコースを担当したACLSファカルティは、飛行機での患者搬送を仕事にしているというパラメディックさん。
さて、前回はPALSとACLS、そしてもしかしたらBLSのファカルティ資格も持っている粋なスーパーナースで、今回も会えるかなと思ったけど、ちょっと残念。
ACLSインストラクターコースのDVDは、2年前に2回見ているはずなのに、内容はすっかり忘れていて、初めて見るみたいで新鮮でした。
2008年版のBLSインストラクターコースDVDに見慣れていると、洗練されておらず「古くさいなぁ〜」という感じは否めませんが、意外と丁寧な造りなのには感心しました。
だって、VF/VTとかブラディ、タキ、ACS、それに最初のコースの導入部分までもが、こんな風にやりなさいという「お手本」が提示されているんです。
コースの最初にしゃべらなくてはいけない内容がレッスンマップに書かれていますが、それに従ってコースの終了時間なども、きっちりと受講者に伝える場面が、、、、 受講者に講習に集中してもらうためには終了時間と休憩時間を最初にきっちり明示しておくことが大切。成人学習の基本ですね(笑)
今回は特にトレーニングセンターを通してのガイドライン2010に関する情報はありませんでした。
どっちかというと、日本サイドの方がいろいろ情報を持っていたような印象も、、、
今は、ITC(国際トレーニングセンター)で、日本にいながらAHAインストラクター資格は取れます。そんな時代でも、わざわざアメリカにまで来て英語でコースを受けて新規にインストラクターになろうという人がまだまだいて、不便にも関わらずその資格を維持しようとする人たちがいる。
なんか、この連帯感、いいなと思いました。
日本では近くに住んでいるのに、ハワイでしか会わないという人も結構います。はたまた日本全国から集まりますし、今はアメリカ本国に住んでいる先生も駆けつけたり。
昔は医療資格がないとAHA-BLSインストラクターになれないとか、ナースがACLSインストラクターだなんてとんでもないという、根も葉もない誤った常識がまかり通っていて、アメリカまで来ないとインストラクターになれないという事情もありました。
でも、今はなにがなんでもアメリカじゃないとダメ、という理由はほとんどありません。
それに普通にBLSやACLSプロバイダーコースをやるだけだったら、手続きは日本のITCの方が断然楽(書類も日本語でいいし)。
移籍も簡単にできるのに、そんな中でもあえて、アメリカ資格にこだわる人たち。
そんな誇りというか、共通意識がある自負を持った人たちとのつながり、という意味でも大変でもアメリカでの資格更新って意味があるのかなと思いました。
↑おまけ:アメリカのアドレナリン。プレフィルというか、組み立て式
よろしければ
ご教授願いたいのですが
honolulu市内で、通路で
大腿骨を転倒骨折した人が、
家族と救急車を呼び、隊員が2名
到着し、ひとりが患部を持ち動かして
怪我人は悲鳴を上げていました。
違う角度から動かそうとして
見かねた人が、隊員に、折れて
いるのは、あきらかだから
このまま搬送してはと、声を
かけました。その人は、日本で
医療に従事していたそうです。患部の
応急的な固定もせずに、搬送された
ようですが、日本では、患部を
ドクター診断前段階で(xray未撮影)
動かすのは禁忌と指導があるようです。
honoluluでは早期の対処が違いますか?
隊員さんは、移動の負担を軽くし
ダメージの拡大を防ぐための、簡易な
固定などの応急処置もしないのでしょうか
(おお事にする気は毛頭ありません)
怪我人はもう杖でしっかり歩いてます。
わかる範囲で、是非とも教えて
頂きたいのです。
ご多忙の折、ご返信は急ぎませんが
連絡をくださったら、teddy's bugger
ご馳走します。不躾ですが
どうか、宜しくお願いします。