準備が面倒であまりやりたくないのですが、重い腰を上げて、エイヤッとやってみると、やっぱりいいよなぁと思います。
ファーストエイドコースのおもしろいところは、受講者さんとの質疑応答というかディスカッションにあるのかなと思います。
ご存じBLSコースは、「練習あるのみ!」ですから、ある意味、機械的に進んでいきます。市民向けのハートセイバーAEDコースではそれなりに手応えのある質問も多いですが、答えはある意味明確です。エビデンスがしっかりあるのがBLSですから。
その点、ファーストエイドはタイヘン。
扱っている分野が広いと言うこともありますし、みんなそれぞれ日常的に急病やケガや応急救護を経験しています。質問のすごく具体的で現実的だし、民間療法や迷信がまかり取っている世界だし、AHA & ARC FAガイドラインも根拠性に乏しいものが多いし。
だからこそこっちも気が抜けません。
答えがない問題も多いので、みんなで体験を共有し一緒に考えて、といったコミュニケーションの中から私たちインストラクターも多くのことに気づかされ、理解を深めていくことができます。
一緒に学んでいる、そんな感じがいいんですよね。