まあ、自然なんだと思う。AHAコースに足を踏み入れると二次救命に目が向くのは。でもそれって勘違いの始まりにもなりかねない危険な分かれ道。医療者教育をしたいのか、救命率を上げたいのか。残念ながら両者はあながち=ではない現実。
なーんて、Twitterでつぶやいてみました。
私の知り合いのナースのBLSインストラクターさん。
最近ACLSインストラクターになったのですが、何回かACLSの経験を重ねての結論が、「BLSマネキンを買う! 自分でどんどんBLSコースを開催していけるようになりたい!」でした。
話を聞いてみると、ACLSをはじめたらBLSをもっと積極的に指導できるようにならなくてはと思ったのだとか。
確かにACLSで指導してくれていたディレクターの先生、BLSの大切さをこれでもかと強調する本質を突いた先生でしたが、きちんとそれが伝わったようでうれしかったです。
ACLSをはじめると本質を見失うパターンが意外と多いので。
BLSのインストラクターになる前からACLSへ心が傾いている市民のヘルスケアプロバイダーも珍しくありません。
消防でも日赤でもなくMFAでもなくAHAに目を向けた以上、不自然なことではないのですが、ちょっと心配でもあります。
スイマセン、つぶやきの延長です。
オチはありません。
私は原点に戻っています。
色々な事情でAHAを離れましたけれど。。
変わりなく「救える命を救いたい」私の本質はこれだけです。
見失いそうになった時期もありましたけれど、
本当におっしゃるとおりそれは自然であり、ある意味仕方がないのかもしれません。
活動の仕方が変わってきていますけれど、
元を正せばライフセーバーから始まったこと。
今はそこに戻っただけです。
AHAを知ったおかげでたくさんの知識を身につけることが出来た・・その部分が根底から違っていることです。
と、ある方から言われた事があります。
しかも何度も・・・。
(この時はまだ、ACLS受講すら考えていませんでしたが。)
思い起こせば、あの頃の私が感じていた
「解かっている。」
という意味と最近とでは、異なった性質の
「解かっている。」
となっている感じです。
病院での医療に慣れ親しんでいる私たち医療従事者。
医療従事者が、BLSを知り、徹底されることが必要と、少しずつ理解されてきてはいるけれど、現状ではまだまだといったところなわけで・・・・。
BLSインストさんだけではなく、多くのインストさんも、一度ココを頭だけではなく・・・。
(何と表現したらいいのだろう?)
私のコメントもオチがないのですが(笑)
最近は、独り寂しく勉強会ばかりやっています・・・。
ガイドラインが2000から2005に新しくなっても、その発想は変わってないはずです。
心停止になっちゃたらACLSとBLSの融合はとても大事です。
でも、それ以外の部分もACLSにはあると思っています。
だから一般市民の方がACLSに興味をもっても当然です。
脳卒中と急性冠症候群のDVDを一般市民の方が見たら、「あ、こんな症状があったら救急車呼ぶんだね。」とわかったてもらえてきっと有益だと思うのですが…
(BLSコースを受けたあとに「反応がなくなるまで救急車呼ばない」と裏返して覚えている人がいてもおかしくないと感じています。コースの最後の最後にちらっとでてくるbig picture の内容をどれぐらいの受講生が覚えていてくれるのか…)
ま、あんまり気負わずに行きましょう。(笑)
コースの意味づけを考え出すとしんどいです…
自戒です。
すみません…