今回、少人数でじっくり講習を進めてみて分かったのは、市民の方は難しく考えすぎているという点。
頭を打っている場合は触っちゃいけないとか、AEDを本当は使っちゃいけない人だったらどうしようとか。
あと心臓マッサージとAEDの目的の違いなんかも良く分からず、「心肺蘇生法ってわけわからない!」というイメージがあるようです。
そんな疑問を一つ一つ解きほぐして整理して、こんなにシンプルなんだよ、とわかってもらうと、迷いがなくなるというか練習する体の動きも違ってくるようでした。
誰がやっても最小限の判断で間違いが無いようにアルゴリズムは作られているから、という点を納得してもらうことでも自信につながることが分かりました。
ガイドライン2005になってからの心肺蘇生法講習は、理屈はともかく体を動かせというスタンスが中心ですが、市民の方の不安を払拭するには、やっぱり理由の説明も必要かなと再認識。
好奇心的に質問はどんどんふくれあがってきますので全部に対応するのは大変ですが、「これならできる!」と自信を持ってもらうために必要なポイントってなんでしょう?
こんばんは十夜です。
AEDも各所に設置はされているものの、どんな物か分からない方が意外と多いようです。
AEDを使用するば絶対にショックが行われると思っている方も多い様ですので質問された際には「ショックが行われない場合もありますよ」と伝えた後にショックが行われる心臓の状態と行われない状態を簡単な説明をしております。
AEDというブラックボックス、正体がわからないだけに気にする人はとここん心配しちゃいますよね。
あえておおざっぱに話して、子どもでも使えます、という簡便さを強調する場合と、ちょっと突っ込んで心室細動の機序を話す場合。
自分がどう使い分けているかを考えてみたら、少人数で聞いている人の表情がきちんと読み取れるときは、後者にしているなと気がつきました。
インタラクティブにできないときは安全性の強調のみ。