そのJAA横浜TSがようやく活動を再開!
と思ったら、びっくり。
サイトごと、ごそっとトレーニングセンターを移籍していることが判明。
その移籍先がなんと福井県県済生会病院国際トレーニングセンターというのだから、びっくり、なんていうだけじゃなく、たまげちゃった人も多いのではないでしょうか?
横浜ACLS(福井県済生会病院BLS−ACLS/PALSトレーニングセンター)
http://www.geocities.jp/yokohama_ts/
これまでも、日本ACLS協会の方針と合わず、トレーニングサイト毎ごそっと移籍をしたり、というケースは多々ありましたが、行き先と言えば必ずといっていいほど日本循環器学会ITCでした。
まあ、それはもともと循環器の医者がAHA関係者に多かったことからも自然な話でしたが、今回のサイトごとの鞍替えはあまりに異例。
だって、福井の人ですら福井県済生会病院ITCの活動をほとんど知らないような状態だったのに、それが突然わいて出たように横浜に進出してきたのですから。
きっと上層部での個人的なつながりがあって、それについていくインストラクターが多かったということなのだと思います。
もともとJAA横浜サイトってAHA活動に限らず、いろいろなイベントをしていたようですし、きっとそんな仲間意識の結束が、今回のような異例な事態を生んだんでしょう。
でもそれって、日本循環器学会というようなネームバリューにこだわらずに本当に自分たちのしたいことをできる環境を選んだということで、好感の持てることだと思います。
勝手な想像ですが、PALSのITO格というのもキーワードだったかもしれません。
日本循環器学会や日本蘇生協議会はPALSを開講できる資格を持っていません。
もともと横浜TSはJAAの中でもPALS開催数が多いことでも有名だったそうです。
そんなスタッフが思う存分力を発揮できる組織といったら、日本国内では福井県済生会病院ITCしか無かったといわれればそれも納得。
でも横浜で活動しているAHAインストラクターや、トレーニングセンターにとっては切実な問題だと思います。
ACLS横浜が打ち出しているコース受講料は次の通り。
HCP・・・・1万3千円
ACLS・・・3万円
PALS・・・3万5千円
HA−AED・・8千円(乳児オプションは行わず)
福井同様の最安値をそのまま横浜にデリバリー! といった感じ。
下手すると、この影響は東京など関東全域に波及する恐れもあるかもしれません。
受講者にとっては選べるいい環境が整ってきたということで、「良いこと」と思います。
アメリカ並みのシャッフルによって、切磋琢磨。
私たちもがんばっていかなくちゃいけませんね。
救急マニアックです。
いや〜、日本国内でも様々なAHA関連の動きが盛んになってきましたね。やはり大手の某ITCのみが独占して開催していた今までのAHA関連コースの活動が、これからはどこのITCに所属して自分が活動していくべきなのか自由に選択することができるようなったわけですから、各ITCもあまり独自のルールを作り、スタッフを縛り上げるような行動はできなくなってきたのではないでしょうか? つまり、AHAの方針をしっかりと理解し、あまりにもコースの質にこだわりすぎて取得している医療資格のみでインストになる可能性を制限したり、インスト自体の活動を制限する行動は、今までは嫌でも選択肢がなかったため、ついてきたスタッフが、今後はどんどん離れていってしまう結果にしかならなくなってしまう現状になってきたと言うことでしょう。
それにしても、横浜もすごいですね。JAA-ITC(?)にJBA-ITC、JRC-ITC、JCS-ITC(?)、そして福井県済生会病院ITCとAHAコース提供団体が何団体集結しているんでしょうか?
ちなみに以前、福井県済生会病院BLS−ACLS/PALSトレーニングセンターに看護師のAHA-PALSインストラクターコースの受講を認める方針はあるのかお聞きしたところ、条件を満たしているのであれば受講可能との回答をいただきました。横浜ACLSが福井県済生会病院BLS−ACLS/PALSトレーニングセンターのTS(?)という位置づけで活動していくのであれば、横浜周辺にも看護師のAHA-PALSインストラクターが誕生するのも時間の問題ではないかと思います。BLS、ACLS、PALSインスト籍をすべて福井県済生会病院BLS−ACLS/PALSトレーニングセンターにするケースとPALSインストのみを同ITC所属にして活動するケースと2種類出てくるかもしれません。
日本独自のコースでは小児蘇生&外傷対応トレーニングコースが開催されていません。臨床で活かせる本当の知識を身につけるには繰り返し指導することが最も重要です。そういった意味でも看護師へのPALSインストの道が開けることは大きな影響を与えてくれるものと信じています。
長い視野でPALS、PEARSインストを目指してもよいかもしれませんね。
今回のJAA横浜TS移籍の理由をあれこれ考えてみたら、これから先日本ではPALSが大きな決め手になる時代に突入か? と思いました。救急マニアックさんの考えと同じです。
そう考えると、やっぱり今のうちにPALS inst、がんばった方がいいのかなぁとおちらっと考えるようになりました。
なんといってもPEARSが開講できるようになりますもんね。
福井県済生会病院ITCではPEARSやらないのかなぁ。やったとしても非医師のインストラクターに単独自主開催を認めてくれるかどうか、、、、
そう考えるとやっぱりアメリカで取ってくるのがいちばん堅実なんですよね。
ガイドライン2010が出たら、またアメリカにいってアップデートを受けてこなくちゃいけないから、そのときの情勢次第ですね。
勉強できる環境が増えるという事は、受講者数伸び悩みに発展してしまいそうですね。。。
最近、国内のAHA事情を観察させていただいていると、「頑張ってる方が多いなぁ〜!」と、改めて感じます。
私も裏面ばかり見てないで、勉強しなくてはいけませんね〜(笑)
ナースのPALSインスト。必要だと思います!!
「国内で取得可能・・・・・??」
とっても、そそられます(笑)
某ITCというのは、例の大手のことでしょうか??
福井県済生会の本院の方ではPALSは年数回ということですが、横浜サテライトの方は、毎月の定期開催。すごいですよね。
料金も安いし、下手するとキャンセル待ちなんてことになっていそう。
BLSやACLSのインストラクター資格すでに持っている人が、別のITCでPALS Instructorコースを受けて、PALSに関しては別TCをプライマリーにするというのはAHA的にはOKです。
実際にBLSとACLSで所属が違うインストラクターが私の周りにもいたりしますし、受け入れてくれるなら福井県済生会病院ITC横浜サイトでPALSインストを目指すというのも、けっこうあり得る話かもしれませんね、れもんさん。
孤人さん、頭の固い人は某ITCから出て行った、、、、ということは、昔のようながんじがらめな雰囲気は、某ITCには残っておらず、今は学会系のITCがそんな雰囲気になっているんですか??
ちょっと意外な感じです。
ITCが活動してから、これまでに院内で574名の受講、インストラクター34名(内訳は不明)誕生しているそうです。センターは救急ACLSセンターという名称だそうですね。
そして、BLSのコースの様子が紹介されていましたが、そこでは2:1で行われたそうです。
今後、外部へも活動を広げ、一般、教育機関などでの活動を予定いるそうです。
そっかぁ、マスコミを使うという手があったか、、、
雑誌にはなんどかアプローチしたことあったのですが、テレビとなるとコネがないなぁ。
なんだかますますマーケティングチックな話でゴメンナサイ!